ネコ見てひとこと No.14:冒険家と猫像

ネコ見てひとこと No.14/ミミ

愛猫のおもしろい写真?を使ってアテレコするシリーズ「ネコ見てひとこと」です。“ネコ見てひとこと(アテレコ)”する前にちょっとした導入部分を書いています。今回も一本の物語風にしてみました。出演猫はハチワレグレーのモコ&キジシロのミミです。

冒険家と猫像

なんだここは・・・。

幻想的な湖のほとりにある薄暗い洞窟にたどりついた一匹の冒険家がいた。

険しい山を越え、激しい濁流にのまれたりしながらやっとの思いで辿り着いた秘境だった。

しかし、そこには幻の民族と呼ばれるヤカーラ族の縄張りであった。

せっかく辿り着いた秘境だったが、そのヤカーラに見つかり、追われる日々となった。

ヤカーラは自分たち以外の存在を認めない、世の中は全て敵だと思っている民族だ。

そういった者を見つけると、片っ端からインネーンという術を唱えフールボコという謎の集団的攻撃をしてくる。

冒険家はひたすら逃げ続け、命からがら辿り着いたのがその薄暗い洞窟だった。

ほのかに青緑に輝き、奥は深そうだ。

ヤカーラの追っ手が近くまで迫っていたこともあり、ゆっくりと冒険家は奥へと進んでいく。

この洞窟が行き止まりではないことを願って・・・。

どれぐらい進んだのだろうか・・・洞窟には動物どころか虫さえも存在せず、息を呑むほどの静寂に包まれている。

だが、生き物が存在していないにも関わらず、生命に満ちあふれている・・・そんな感じがした。

ここは・・・いったい。

と、その時、静寂に包まれていた洞窟に微かに声が・・・。

ヤカーラ族だ!

追っ手が洞窟内へと入って来たのだ。

見つかった!

冒険家は慌ててさらに奥へと進む・・・。

しかし、冒険家の思いも虚しく、そこは行き止まりとなっていた。

行き止まりの壁には猫の顔なのか像が置かれていた・・・。

ネコ見てひとこと No.14/ミミ

後方からはヤカーラの声や足音が近づいてくる。

こ、ここまでか・・・。

と、その時。

「異郷の者よ・・・」

!?!?

な、なんだ今の声!?

直接頭に語りかけるような声。

「そこの不自然に垂れ下がる紐を引け・・・」

だ、誰だ!!

「引け・・・」

ひ、紐・・・?

ネコ見てひとこと No.14/モコ

「引け・・・」

このまま何もせずいたらヤカーラに捕まってしまう。

冒険家はもうどうにでもなれと言わんばかりにその不自然に垂れ下がる紐を引っ張った!

ネコ見てひとこと No.14/モコ

シーン・・・。

な、何も起こらないじゃないか!

と言い切るや否や・・・

ゴゴゴゴ・・・

洞窟内が大きく揺れ出した。

そして・・・

ネコ見てひとこと No.14/ミミ

・・・。

え?

「え?」

そうして、あえなく冒険家はヤカーラに取っ捕まったのであった・・・。

そう・・・映画のようにはうまくいかないのが・・・現実なのだ。

「ん?」

-完-


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