【猫のゴロゴロ】猫が喉を鳴らす意味と仕組み、猫にも人にも良い効果!

頭を撫でられ、気持ち良くてゴロゴロ鳴らせながら、瞬膜出ちゃっている愛猫モコ

こんにちは!レウです。

猫を撫でてやったりするとよく喉をゴロゴロ鳴らしていますよね♪

モコもミミも名前を呼んであげただけ、いや、近くに寄ってあげただけでもゴロゴロ鳴っちゃいます。

ちなみに、うちではゴロゴロの音をグルグルと表現していますが、人によってはグーグーだとか色々かもですね・・・すみませんどうでも良い話です(苦笑)

『幸せのゴロゴロ音』と何処かで目にした記憶があるぐらい、皆さん基本的に猫のゴロゴロ音は、猫が嬉しい時に鳴らすものだとお考えだと思いますし、実際大半がそうだったりします。

ですが、猫がゴロゴロ音を鳴らすのには、あまり良くない物も含めて様々な意味があるんですよ。

また猫のゴロゴロを聞くと、なんだか嬉しくもなるし、人間的にも癒やされるというか落ち着くというか、言葉では言い表せないような感覚になりません?

じつはそれにもちゃんと理由があるのですww

今回は、そんな猫が喉を鳴らすゴロゴロ音について、その仕組みや猫がゴロゴロ鳴らす意味(理由)、猫自身そして人間が得られる効果、ゴロゴロ言い過ぎている場合などについて書いてみようと思います。

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猫のゴロゴロ音はどこから?仕組みとは?

猫がゴロゴロ鳴らす仕組みとか眠くてどうでも良い体の愛猫モコ

実は猫がどうやって、はたまたどこからゴロゴロ鳴らしているか、そのメカニズムは現時点では解明されていません。

有力とされているのは、人間の喉仏に位置に値する場所「喉頭」の筋肉が収縮することで声帯が振動されて鳴っているという説です。

ですがそれも、その喉頭を切開した猫がゴロゴロ音を鳴らしたという話もあって定かではありません。

他には、喉ではなく「横隔膜」の筋肉の収縮運動が関係しているという説や、胸の辺りが振動していることから、血流が「胸腔内」で反響しているという説、または喉の奥にある「軟口蓋」という柔らかい部分が動いているという説など様々な説があるようです。

まぁハッキリしない、真相は定かではないということです(汗)

っていうか、多くの研究者の方が、猫のゴロゴロについて調べていることが微笑ましく思えてしまいましたww

ちなみに周波数の関係で、猫自体は自分で鳴らしているゴロゴロ音が聴こえていないそうです。

ただ振動自体は伝わっているので、猫本人が知らないうちにゴロゴロ鳴らしちゃってたってことは無いようですがww

猫がゴロゴロと喉を鳴らす意味(気持ち)

もっとぎゅっとして欲しい体で自分も飼い主の腕をぎゅっとする愛猫ミミ

さて、次に猫がゴロゴロと喉を鳴らす意味(気持ち)についてです。

猫のゴロゴロ音は幸せのサインでもあるのですが、主に勧誘や懇願を意味するとされ、誰かの注意を引く為にする行動とみられているようですよ。

幸せ感

猫が喉をゴロゴロと鳴らす意味としては、おそらくこれ、幸せを感じている、リラックスしている、喜んでいる時が一番多いのではないでしょうか。

飼い主と一緒に過ごしている時、膝の上で寝ている時、撫でてもらったり、名前を呼んでもらったり。または心地よい状況になった時などリラックスしている時に鳴らすゴロゴロ音です。

このゴロゴロ音を聞くと、猫だけでなく飼い主も嬉しくなっちゃいますね♪人間も鳴らして猫に伝えたい・・・あ、猫は聞こえないんだった(汗)

 
また赤ちゃん返りしているという説もあるようです。

猫がタオルや飼い主をフミフミモミモミしながら、ゴロゴロ鳴らしてるような場合ですかね。

お母さんのことを思い出しながら、そういった行動を取っている可能性もあるそうですよ。

ちなみに、おそらくお母さんと接触した記憶のない捨て猫だったモコは、ゴロゴロ音は鳴らすもののフミフミはしません・・・それが理由かどうかは分らないのですが。

母子間のコミュニケーション

生まれて間もない子猫は目がまだ開ききっていないので、母猫が子猫に近づく際には、ゴロゴロ鳴らしながら近づいて知らせます。子猫はそのゴロゴロ音によるお腹の振動によってお乳の位置を探り当てます。

また、子猫も生まれて数日後にはゴロゴロ音を鳴らせるようになり、母猫に自分の存在、位置を知らせたり、お乳の要求をしているとのことです。その音を母猫が聞くと安心してお乳の出がよくなるとも言われているようですよ。

母子の絆おそるべしっ!

猫が飼い主を心配してゴロゴロ鳴らす時もあるらしく、それはこういった母性本能から来ているのかもしませんね。

要求

ご飯が欲しい!もっと撫でてほしい!遊んでほしい!などと要求している時にも猫はゴロゴロ音を出すことがあります。

この時のゴロゴロ音を人に聴かせると、切迫した感じだとか緊張した感じがするという意見が多かったようです。

僕はちょっとゴロゴロ音を聞き分けてみたことが無いので分らないのですが、ゴロゴロ音の中でもこれはちょっと甘い音と言いますか、少し高い音でゴロゴロ鳴らしている場合は、何かしら飼い主に要求しているとのこと。

子供や彼女などに何かをおねだりされる時と一緒ですな(遠い目)

危機的状況

猫が喉をゴロゴロ鳴らす時というのは、良い時ばかりではありません。

危機的状況、緊張・苦痛・不快感といったピンチの時にもまたゴロゴロ鳴らすのです。

怪我をしたり、分娩時の痛みに耐えている時、喧嘩を避けたい時、そして死の直前なんかもゴロゴロ鳴らすようです。

先ほども書きましたように、猫のゴロゴロ音は勧誘と懇願を意味するところもあり、「痛いよ」「助け欲しいよ」「ケンカするつもりは無いよ」「怖いよ」と訴えているのかもしれません。

また、病院での診察にて聴診を行なう際、危機的状況と感じ猫がゴロゴロ鳴らしてしまった場合には、胸の音がしっかりと聴き取れずに苦労する場合があるようです(汗)

そういった場合には、蛇口から水を流すと、かなりの確率でゴロゴロがピタリと止まるそうですよww

猫のゴロゴロ音は不思議が多すぎですね(苦笑)

猫のゴロゴロ音の見分け方

耳を撫でて貰ってゴロゴロ言っている愛猫モコ

僕もゴロゴロ音を聞き分けてみたことが無いので、ちょっと気になる部分です。

これは、その猫の置かれた状況と、ゴロゴロ音の高低差で判断するしかないようですね。

上記した猫がゴロゴロと喉を鳴らす理由と照らし合わせると以下のようになります。

  • 幸せ感:中低音
  • 母子間のコミュニケーション:中低音
  • 要求:高音
  • 危機的状況:低音

この中で一番多く発せられるゴロゴロ音、幸せを感じている時の音を普段からよく聴いておき、それよりも音が高ければ要求、低ければ危機的状況といった感じでしょうか。

と言っても、個体差もあるだろうし、そんなに大きな音を発するわけではないので、なかなか聞き分けづらいとは思いますが・・・。

もし・・・もしも・・・猫を呼んだり触れた時に、近くに寄っていった時に、猫が低温のゴロゴロ音鳴らして来たら・・・僕きっと立ち直れませんorz

猫のゴロゴロ音にはどんな効果があるの?

飼い主の手に顔を埋めてゴロゴロ鳴らしながら寝ている愛猫ミミ

猫が喉をゴロゴロ鳴らしている時は、リラックスしたり甘えたり懇願していたり、親や飼い主とのコミュニケーション手段とも言えるのですが、その他にも驚きの効果があるようなのです。

不快な思いや痛みに耐えている時に猫がゴロゴロ鳴らすのは、その行為によって脳内麻薬とも言われるエンドルフィン(鎮痛作用もある)などが分泌されているからではないかと考えられているそうです。

エンドルフィンを分泌することで、苦痛を和らげたり、なんとか自分を落ち着かせようとしているのかもしれませんね。

また、猫は骨折の治癒が早い(他の動物の3倍の速さで回復する)らしく、猫のゴロゴロ音はその周波数(25~150Hz)から、骨・腱・靭帯に対する治癒、鎮痛の効果があるとされています。

これらもまた“説”止まりでありハッキリと解明されているわけではありませんが、いずれにせよ猫が危機的状況でゴロゴロ鳴らしている場合には、嬉しかったり落ち着いている状況とは真逆ですので、少し注意した方が良さそうです。

猫のゴロゴロ音は人間にも効果がある!

飼い主とまったりしている愛猫ミミ

冒頭にも書きました、猫のゴロゴロ音を聴くと人間も落ち着く感じがするっていう話です。

それは気分的なものではなく、ちゃんとした理由が存在するのです。

上記しましたゴロゴロ音が猫にもたらす効果は、なんと人間にも有効であるようなのです。

猫のゴロゴロ音が人間にも効果があるってのは驚きですよね!

動物と暮らすと心身ともに癒やされて長生き出来るという話を聞きますが、猫の場合はまさにそれ、幸せのゴロゴロ音は猫のみならず人間をも幸せにしてくれるのかもしれません。

猫のゴロゴロ音で人もリラックス!

猫が喉を鳴らすゴロゴロ音の周波数は25~150Hzという低周波となっていて、人間の副交感神経(リラックス状態)を優位に立たせる効果があります。

また、低周波にはハッピーホルモンと呼ばれている「セロトニン」を分泌させる効果もあり、自律神経やホルモンバランスを整えてくれるとのこと。

猫のゴロゴロは、人のストレスを解消したり、血圧を下げたり、心拍数の低下、免疫力や自然治癒力を高めてくれるそうです。

実際にフランスなどでは、「ゴロゴロセラピー」なるものが医療として存在しているようですよww

それで猫のゴロゴロ音を聞くと、なんだか癒やされたり、落ち着いたりする感覚になるんですね!

しかも、この現象は猫が好きな人だけではなく、猫が嫌いな人にも効果があるという・・・ってもうコレ戦争無くなるレベル!は言い過ぎかww

猫のゴロゴロ音は人の骨折にも効果あり!

先ほど猫は骨折の治癒が早いと書きましたが、猫のゴロゴロ音は骨密度を強化する周波数とほとんど一緒だそうで、それは人間に対しても有効なのではないかとのこと。

猫のゴロゴロ音に近い周波数を、ウサギにを当てたところ骨折の回復が早まったそうで、そんな猫のゴロゴロ音(周波数)からヒントを得た「超音波骨折治療法」なるものもあり、スポーツ界では超有名な選手たちが、超音波治療によって驚きの回復を見せたそうですよ。

猫のゴロゴロ音は、猫自身の骨折だけでなく人間を含めた他の生き物の骨折にまで良い効果を与えるとか・・・神かっ!!

全くゴロゴロ言わない猫もいる?

嫌な撫でられ方をして気分を害している体の愛猫ミミ

さて、ここまで、猫が喉をゴロゴロ鳴らすのが当たり前のように書いて来ましたが、実は生まれてから死ぬまで一生ゴロゴロ言わない猫もいるようです。

その理由も解明されていないとのことですが、ゴロゴロ音にも個体差はあるということなんでしょうねきっと。

人とあまり接触しない猫、あまりスキンシップを好まない猫、甘えない猫、親離れ(飼い主離れ)して自立した猫なんかは、ゴロゴロ音を鳴らさない傾向にあるようです。

猫のゴロゴロ音は、勧誘や懇願、何かを誰かに伝える手段でもありますので、そういった猫たちには必要無いのかも。

そこはもう飼い主の腕の見せ所、じっくり時間をかけてスキンシップを行なって猫との信頼関係を作り、人を信じて頼って何かを訴えてくれるような間柄になるしかありませんね。

でも、自立した猫の場合は親離れでもありますので、飼い主も子(猫)離れするしかないのかな(汗)

 
また、ネコ科の動物では、ヒョウ系統以外のチーターやピューマなどはゴロゴロ音を鳴らし、骨の構造上の問題も含め吠えることの出来るライオンやトラ、ジャガー、ヒョウなどといったヒョウ系統の動物はゴロゴロ言わない(ハッキリしていない)そうです。

うー、何故だか分らんが、ライオンやトラもゴロゴロ音は鳴ってほしかったなぁ・・・大型のがゴロゴロ鳴らすと雷や振動によっては地震かとも思っちゃいそうですけどもww

猫がゴロゴロ言い過ぎている?音がおかしい?

何かがおかしいと不思議に思う体の愛猫モコ

どの程度が“言い過ぎ”に当たるのか、猫の個体差もありますので非常に難しいのですが・・・猫があまりにもゴロゴロ言うので、心配に思う方もいるかと思います。

それがどういった状況で行われているか把握し、先ほどゴロゴロ音の見分け方でも書いたような、どういった意味でゴロゴロ言っているのか、音の高低差などで判断するしかありません

猫が喜びや幸せを感じている場合や、甘えているような場合には、もちろんどんどんゴロゴロ言ってもらって良いと思います。猫も人も幸せになりますので。

ただ、危機的な状況だったり、死期が近いとゴロゴロ言う「最期ののど鳴らし」などもあるようですので、ゴロゴロ音の全てが良いものというわけではありません

何かを要求していたり怖がっていたりで、猫がゴロゴロ言い過ぎているのであれば、放っておくと良く無いかもしれせん。

猫が緊張・苦痛・不快感でゴロゴロ言い過ぎている(主に低音の)場合には、苦痛を和らげようとしてゴロゴロ鳴らしている可能性もあり、体調が良くないのかもしれません。

また、そもそもゴロゴロ音ではない場合も。

ゴロゴロ音の高低差による微妙な違いではなく、鼻からゴロゴロ聞こえたり、痰が絡んでいたり、呼吸しづらそうだったり、あきらかにゴロゴロ音がいつもと違っておかしいと感じる場合には病気の可能性も疑われます。

元気や食欲が無いだとか、猫が他に何らかの症状を伴っている場合には、猫風邪や呼吸器疾患(肺炎・喘息)、喉の炎症やポリープ、または心臓病など病気の可能性も。

猫がゴロゴロ音を言い過ぎていてどうしても心配だったり、特に猫のゴロゴロ音がおかしいと感じた場合には、一度病院で診て貰った方が良いのかもしれませんね。

猫のゴロゴロについて、考察とまとめ

耳を撫でられるのが好きでゴロゴロさせる愛猫モコ

以上、猫のゴロゴロ音について書いてみました。

まだハッキリしていることはあまり無くて、まだまだ不思議がいっぱい、まだまだ研究中といったところの猫のゴロゴロ音って感じですね。

だけど周波数の話題に関しては実験なども行なわれて結果が出ているようなので信憑性は高い。

やはり猫にとっても飼い主にとってもお互いのスキンシップが大切なんですね。

なんだか疲れたなぁって精神的にまいった時なんかは、休日には猫とゆっくり過ごしてリフレッシュすると良いかもしれません。

まぁ猫的には四六時中べったりされるのは嫌かもしれませんが(苦笑)

猫も人間も心身ともに癒やされる猫のゴロゴロ音。

愛猫をいっぱい愛でて、いっぱい幸せのゴロゴロ音を鳴らしてもらい、飼い主も愛猫もストレスフリーで長生きしちゃいましょう。

 
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猫雑学
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この記事を書いた人
レウ

35年間猫と暮らし、今現在2匹の猫と暮らす猫バカ。地図会社、印刷会社、システム会社を経て、物作りの楽しさを知りブログを書き始める。猫を長生きさせることを目標とし猫ブログを立ち上げ、愛猫たちの出来事、猫に関する役立つ情報など、経験した事も交えながら、飼い主目線で記事を書いてます。猫以外では映画やゲームが好きなインドア派。

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