はじめに・・・
この子が生きた時代はまだカメラ付き初期の低スペック携帯だった事と、フィルムカメラで撮った写真をスマホで撮り直したモノも含まれる為、画像は荒いかと思いますが、何卒ご了承ください。
四匹目となる猫、白とほんの少しグレーが混じった長毛種の猫(猫種は不明)ピー。
ちょっとした食い違いが、ピーと我々家族を結びつけてくれました。
そんなピーについて、書き綴ってみたいと思います。
それにしても、何故だかピーの写真が少ないな・・・。
これも運命?食い違いでやって来た長毛種の猫ピーww
先住猫であるタムが家出をした時、彼はやって来ました。
知り合いがタムの件で意気消沈している僕たち家族を見て、彼を連れてきてくれたのです。
その後、車に轢かれたと思っていたタムは、下の記事にある通り、無事に帰って来ることになるのですが(笑)
しかも両親が不在だったにも関わらず、弟が勝手に引き取るっていうねw
家に帰ると、弟が小さなフワフワを抱きかかえて迎えてくれたのですが、突然のこと過ぎて、一瞬何が何だかわかりませんでしたww
え?何この子?
〇〇さんが連れてきた!
え?ええ!?
数日後に帰って来た両親も同じ反応ww
ちなみに家出から帰って来たタムも同じ反応ww
名前の由来は単純で、ピーピー鳴くなからピーww
いつも元気でちょっぴり抜けてるところがあり愛嬌抜群なピーです。
超が付くほどの甘えん坊
ピーは本当に甘えん坊で、先住猫のミュウを母のように慕い、彼女が亡くなるまでの間、ずっと側に寄り添っていました。
そのイメージは強いものの、僕の記憶は薄れていて、この記事を書くためにかき集めた写真を見て、改めてピーはミュウが大好きだったんだなぁとww
ミュウが亡くなった時、棺となる箱の周りをウロウロして、解っているのかいないのか、その箱に入ろうとしていたな・・・。
ミュウが居なくなってからも甘えん坊に変わりは無く、次なるターゲットはうちのおかんでした。
常に膝の上・・・というよりも抱きつく感じでベッタリww
正面に張り付くことが出来ない時には、背中に張り付いていましたww
その姿を見て我々家族は、おかんを妖怪猫ババァと呼んでいましたねww
超が付くほどの食いしん坊ww
ピーは甘えん坊であるためか、人に対しての愛嬌も良くて、お客さんが来ても恐れず近寄って愛嬌を振りまく。
その結果、お客さんから食べ物を与えられたりすることも多く、人の食べ物に興味を示すようになった・・・ってか、なっちゃったのです(汗)
もう本当に卑しん坊で、食べ物を目にすしたり匂いを嗅ぎ付けると、すっ飛んで来て、側にくっついて離れない・・・。
そして、食べ物を貰えるまでひたすら見つめるっていうね。
でも、無駄にお行儀は良くて・・・っていうか叱られたので、テーブルの上には乗らず、空いている席につくって感じww
両手をテーブルに乗っけて、あたかも皆と一緒に食事しているかのようにww
その姿はとても可愛らしかったなぁww
写真が無くてお見せ出来ないのが残念ですorz
夏場は長い毛を短くカット
ピーと同じような長毛種としては、ペルシャ猫のペルや猫種不明だけどミュウといった歴代猫たちがいました。
ですが、ペルやミュウと違って、ピーの毛は剛毛と言いますか少しごわつく感じの毛並みで、油断するとすぐに毛玉やもつれが出来てしまうのです。
なので定期的にカットしてやらねばならなかったのですが、近くにトリマーなどペット関係の専門学校があって、そこの生徒さんに安く切ってもらっていました。
いわゆる生徒さんたちの実験台ってわけです(大汗)
ただ、毎回綺麗にしっかりと切ってくれていましたし、爪なんかも切ってくれるので大助かり。
いつもキャリーに入れられて見知らぬ人に連れて行かれる時のピーは、とんでもなく複雑な顔をしていたけどね(苦笑)
そしてサッパリ切られて帰って来たら帰って来たで、家族みんなに笑われるっていうね(笑)
息子の誕生
我々人間の早とちりの為、先住猫タムの代わりとなってやって来たピーなのですが、そのタムが無事我が家に帰って来たので、皆から・・・
ピ、ピーよ・・・お、お前はいったい・・・
みたいな可哀想な感じになっていたのですがww
ピーはその戻って来たタムとの間に子供(チャウ)を授かることになります。
運命ってヤツなのかなぁ。
あらゆる事象が重なって新たな命、大切な命が産まれてきた。
っていうか、甘えん坊で食いしん坊なピーが、お父さんになるなんて想像もつかなかったな。
とは言え、雄猫っていうのは母性本能が備わってないからか、チャウのことは息子って感じではなく、同種の生き物、良き遊び相手として接していたように思います。
一緒になって、バタバタ走り回り、おもちゃの争奪戦を繰り広げていましたww
全然お父さんになってねぇ~www
ピーとのお別れは突然に…
そんな甘えん坊&食いしん坊で愛嬌たっぷり、いつまでも子供のように元気満載だったピー。
この頃、僕はすでに実家を出ていました。
晩年も・・・ってか、晩年とも思ってませんでしたが、家族からの知らせも、実際に会いに行っても、ピーは子供の頃と変わらず、いつも元気いっぱいで、誰を気にすることも無く大いにおかんに甘えていました。
それが・・・
その知らせは突然でした・・・。
おかんが大泣きしながら電話をかけて来たので、いったい何事かと思ったのですが、ピーは、突然体調を崩しそのまま息を引き取ったそうです・・・。
我々家族みんな、愛嬌たっぷりなピーと“死”を結びつけることが出来ず、ずっとずっと一緒だと変な安心感さえ抱いていたので、そのショックは本当に大きく、受け入れるのにも時間がかかりましたね。
必ずお別れの時がやって来る。
そのことを改めて強く思い知らされました・・・。
ありがとう
[1998.7(推定)-2011.12.18]
ずっと元気でおバカ、甘えん坊で食いしん坊だったピー。
勘違いで連れて来られたキミだけど、あの時、僕たち家族はキミに救われたんだよ。元気もいっぱい分けて貰ったよ。
それからというものキミの元気な姿を見ると、何故だか安心して、ホッとすることが出来たさ。
キミはうちに来て幸せだったかい?
うちは貧乏だったから、あまり美味しいモノ食べさせてあげられなかったかもな・・・。
虹の橋を渡った先で、タムやピーとは会えたかな?
そして、あの頃のようにミュウに甘えてるのかな?
そっちに美味しいものがいっぱいあるといいけど・・・。
またいつの日か、僕にもその時が来たら、会いに行くからね!
ピー、僕たちのところに来てくれて、本当にありがとう。
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