猫歴♯6:精一杯生き抜いた6年、おっとりのんびり斜頸の黒猫カイくん

黒猫カイくん

実家の黒猫カイくん。

こんなに早く猫歴(歴代猫)としての記事を書くとは思いませんでした。

あまりにも突然過ぎて、なかなか踏ん切りがつきませんでしたが・・・。

カイくんが亡くなってから半年以上が経過し、少し気持ちも落ち着いて来たので、黒猫カイくんの猫歴記事を書こうと思います。

短い生涯となってしまいましたが、頭に爆弾を抱えながらも精一杯生き抜いた実家の黒猫、おっとりカイくんについて書き綴っていきます。

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我が家にやって来た初の黒猫

実家では最大で4匹居た猫たちも、順番通り虹の橋を渡って行き、残すはチャウ一匹となっていた頃。

チャウは母猫であるタムや父猫であるピーはもちろんのこと、その先住猫であったミュウも居た時代を生きた子なので、一匹となってしまった時は随分と寂しそうでした。

さらには、おかんも・・・姉は嫁ぎ、僕や弟も家を出て、そして次々に虹の橋を渡る猫たち・・・チャウ同様に寂しそうでした。

そこで、僕が里親を探している団体から猫を引き取ったらどうかと提案。

もうお別れするのが辛いということで、ずっと拒否し続けていたおかんなのですが、知らないうちにしれーっと子猫を譲り受けていました(大汗)

そして、やって来てくれたのが黒猫カイくんでした。

座る子猫時代の黒猫カイくん

我が家初の黒猫です♪

横になる子猫時代の黒猫カイくん

黒猫ってほんと可愛いですよね~♪

ソファで寝る子猫時代の黒猫カイくん

さて、子猫時代というものは、だいたい歴代猫たちどの猫もやんちゃで、カイくんも例外ではありませんでしたね。

一匹残され寂しそうにしていたチャウですが、あまりにもカイくんがちょっかいを出して来るので、だいぶ迷惑そうでした(苦笑)

茶トラ猫のチャウと戦う黒猫カイくん

眠る茶トラ猫チャウと黒猫カイくん

でもね、カイくんが来てくれたおかげで、静かだった実家もなんだか賑やかな感じになりました。

猫歴♯5:親猫の愛に包まれ、優しく育った優しい茶色の茶トラ猫チャウ
管理人の猫歴です。5匹目となる茶トラ猫チャウ。家出から無事に生還した愛猫タムと、タムの家出をきっかけにやって来た愛猫ピーの間に生まれた子。タムが流産を繰り返す中、唯一生き残ってくれた子。穏やかで優しい性格の茶トラ猫チャウについて書きます。

眼が回る眼振を起こし斜頸となり、余命宣告される

我が家に来て間もない頃の話。

寝る子猫時代の黒猫カイくん

ある日突然カイくんはめまい(目をまわす)のような症状、眼振(眼球振盪)を起こしたのです。

病院に連れて行き点滴などして様子をみる為に入院。

眼振自体は数日で回復したものの、首が自然と右側に傾く状態となってしまいました。

座って首を傾げる黒猫カイくん

病院での診断は特発性(原因不明の)前庭障害ということで、後遺症として斜頸が残ってしまったというかたちです。

それだけではく、先生からは、もしも脳に何らかの異常があった場合には、余命が短い可能性もあるので覚悟してほしいと示唆されました・・・。

具体的には、元気に一生を全うする猫もいれば、短ければ数ヶ月とも言われたそうです。

眠る子猫時代の黒猫カイくん

まだ子猫だというのに・・・まだうちに来てくれたばかりだというのに・・・。

それでもカイくんは、首は傾いていたものの、そんな事は微塵も感じさせないぐらいに元気いっぱいでした。

座って目を丸くし首を傾ける黒猫カイくん

そして、ちょっと不謹慎かもしれないのだけど、そんな首が少し傾いている姿は、ねぇ何々?って感じで首を傾げているようにも見え、なんだか僕はとっても愛らしくも感じていました。

ただ、斜頸は常にというわけではなく、気が緩んだ時などスッと傾いちゃうって感じかな。

目眩でふらつき原因不明の前庭疾患で首を傾げ気味な実家の黒猫カイくん
実家で両親と暮らしている黒猫カイくん。里親捜し団体さんから譲り受け、その後、突然の目振やふらつきが有り、特発性前庭障害と診断、首が曲がったままになってしまう後遺症「斜頸」が残ってしまいました…。そんな黒猫カイくんについて書き綴ってみました。

妹分ココちゃんとは大の仲良し

お別れは順番にやって来ます。

カイくんにとっては親(兄)代わりだったチャウとのお別れの日がやって来ます。

カイくんが一人っきりに・・・再び実家の猫が一匹だけという寂しい状況となってしまいました。

背中を向けて座る黒猫カイくん

ただ今回は、丁度その頃、おかんがパート先の方から、猫を貰ってくれないかって話が舞い込んで来ました。

またもやおかんはかなり迷っていたのですが、結局はその猫を譲り受ける事に。

そうしてナイスタイミングでやって来たのが、キジトラ猫の女の子ココちゃんです。

体が細くてツリ目の女の子、実家で黒猫カイくんと暮らすキジトラ猫ココ
実家で両親と暮らしているキジトラのココちゃん。母親のパート先の社長さんのところから譲り受けた、ちょっぴりツリ目で華奢な女の子です。先住猫の黒猫カイくんととても仲が良く、そんな2匹の姿をうちの愛猫モコとミミに見習わせたいぐらい…ちょっと羨ましい。

まだまだ子猫だったココちゃん、やっぱりやんちゃ(笑)

カイくんはというと何事も無かったように自然とココちゃんのことを受け入れていました。

黒猫カイくんの尻尾で遊ぶキジトラのココちゃん

ケージの中で横になる黒猫カイくんとキジトラのココちゃん

キャットタワーで戦いを繰り広げる黒猫カイくんとキジトラのココちゃん

そして、後輩猫がやって来ると、先輩猫はやんちゃさが消えて、何故か大人びてくる。

ベランダの黒猫カイくんとキジトラのココちゃん

これは歴代猫(ピー以外)みんなそうだったので、そうなる確率は高いと勝手に思っていたり・・・まぁ本当にただ大人へと成長しただけなのかもしれませんが(苦笑)

タイトルにもありますように、カイくんとココちゃんはとても仲良し。

カイくんはココちゃんと妹のように、ココちゃんはカイくんを兄のように、お互い接していたように見えました。

ちゅーるを食べるキジトラのココと黒猫カイくん

キャットタワーで寛ぐ黒猫カイくんとキジトラのココちゃん

猫ベッドで一緒に寝る黒猫カイくんとキジトラのココちゃん

ストーブで暖を取る黒猫カイくんとキジトラのココちゃん

うちの愛猫モコとミミの関係とは大違いだったので、そんな二匹の仲は羨ましい限りでした(泣)

モコは誤解されやすい猫…猫たちの性格や関係が避妊・去勢で変わった?
うちの愛猫モコ、そしてキジシロのミミはあまり仲が良いとは言えません。それはモコが執拗にミミを追いかけ回し、ミミが寝ているところを奪い取るので、ミミはモコを毛嫌いしているから…避妊や去勢する前の愛猫たちは兄妹のように仲が良かったのに…。

超絶おっとりした性格のカイくん

僕は意識的に月に2~3回は実家に帰るようにしてるのですが、カイくんに会う度にムクムク(笑)と成長していきました。

ストーブにもたれて横になる黒猫カイくん

小さい頃はほっそりしていたのに、ガッシリとして来てまさにオスって感じに、うちの愛猫モコよりも大きかったんやないかなぁ(汗)

ストーブ前で横になる黒猫カイくん

ちょっとぽっちゃり気味でもあったのかもね(苦笑)

そんなカイくんは、とってもおっとりのんびりした性格の黒猫となりました。

もう可愛過ぎるでしょ(笑)

抱っこしたって嫌がることもなく、そのままされるがままって感じ。

母に抱っこされる黒猫カイくん

僕に抱っこされる黒猫カイくん

これまた抱っこしたら秒で嫌がり大暴れするうちの愛猫モコやミミとは大違いです(泣)

また、遊んでいて猫パンチすることはあっても、爪を出すことはありませんし、噛むこともありませんでしたね。

あくびする黒猫カイくん

そして、やはり首を傾げているカイくん。

座ってイカ耳になっている黒猫カイくん

おっとりのんびりしているがゆえに、まさに「?」ってジェスチャーに見えてしまい、本当に愛らしく思っていました。

うちのおかんもその魅力に取り憑かれ、カイくんのことを本当に可愛がっていましたね。

僕自身実家に帰ってカイくんに会うと、家に連れて帰りたく思っていましたからね(笑)

目を真ん丸にして座っている黒猫カイくん

目を瞑ると真っ黒な黒猫カイくん

ほっぺを撫でられる黒猫カイくん

カイくんが実家に来てくれて本当に良かったよ。

突然の別れ・・・

眠る黒猫カイくん

カイくんが特発性前庭障害を起こしてから6年という月日が流れていました。

短ければ数ヶ月と余命宣告されてから6年。

僕も実家の両親も、カイくんに後遺症は残ってしまったけど、脳に異常はなく元気に一生を全うしてくれるだろうと、完全に思い込んでいました。

キャットタワーにてぬいぐるみのような黒猫カイくん

座って構える黒猫カイくん

キャットタワーでおかしな動きをしている黒猫カイくん

ですが・・・。

夜、寝る直前まで元気にしていたカイくん。

その翌朝、押し入れの中で、眠った体勢のまま眠っているかのように、ひっそりと息を引き取っていたそうです・・・。

この一週間前、僕が実家に帰った時だって元気にしていて、誰?誰?って首を傾げながらお出迎えしてくれてました・・・。

それなのに・・・もう会えないなんて・・・。

黒猫カイくんの絵になる横顔

これまで何匹もの猫たちとお別れをして来ましたが、このような別れ方ははじめてだったので、流石にショックが大きかった。

お別れもちゃんと出来ず・・・後悔ばかりでした・・・。

【猫の突然死】若く元気だったのに突然の別れ…眠るように急死した黒猫
前夜まで元気だった実家の黒猫カイくんが突然死という形で眠りについたまま虹の橋を渡ってしまいました。今回は猫にも起こり得る突然死について、黒猫カイくんとの急な別れ、猫が突然死する原因、カイくんが教えてくれた事などを書いてみたいと思います。

ありがとう。でも、もっともっと一緒に居たかったよ・・・。

[2013.2(推定)-2019.12.28]

実家にやって来てくれた我が家初の黒猫であるカイくん。

黒猫の魅力を再認識させてくれたキミ(笑)

おっとりのんびりした性格には本当に癒やされたよ。

テーブルで横になる黒猫カイくん

キミが来てくれて、猫とのお別れが続いたおかん、一人残された先住猫のチャウ、後にやって来る妹分のココちゃん、そしてもちろん僕も助けられたと思ってる。

感謝してもしきれないね。

それなのに、お別れをする間もなく6歳という若さで虹の橋を渡ってしまい、モコやミミより先に、こんなに早くこの記事を書くことになるなんて・・・。

もっとキミと一緒に過ごし、もっともっと楽しい思い出を作りたかったよ。

おかんやココちゃんが、とても悲しんでいたよ。

面白い顔してる黒猫カイくん

でも・・・キミはきっと一日一日爆弾を抱えながらも一生懸命に生きてくれたんだよね。

数ヶ月(最短3ヶ月)とも言われていた余命宣告・・・あれから6年も一緒に居てくれたんだもんね。

よく頑張ったね・・・いや、よく頑張ってくれたね!

ひんやりプレートに上で横になる黒猫カイくん

今頃、虹の橋の向こうで、チャウに迷惑がられながら、また一緒に遊んでいるのかな?

またそっちに行ったら会いに行くからね!

そしたらまた、誰?誰?って首を傾げながら出迎えてね!

猫ベッドに入っている黒猫カイくん

実家に来てくれて、本当にありがとうカイくん。

猫歴
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この記事を書いた人
レウ

35年間猫と暮らし、今現在2匹の猫と暮らす猫バカ。地図会社、印刷会社、システム会社を経て、物作りの楽しさを知りブログを書き始める。猫を長生きさせることを目標とし猫ブログを立ち上げ、愛猫たちの出来事、猫に関する役立つ情報など、経験した事も交えながら、飼い主目線で記事を書いてます。猫以外では映画やゲームが好きなインドア派。

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