【猫の毛艶・毛並み】猫の健康状態が分る!悪化の原因と良くする方法

自分の事を綺麗?って聞いている体の愛猫ミミ

この記事を書く2日前に、ちょうど猫をお風呂に入れたったところです。

猫はしっかりと毛繕いをする綺麗好きなので、ぶっちゃけ洗ってやらなくても良いですし、猫にとってもストレスだったり、飼い主にとっても猫を風呂に入れるのはまさに戦場(洗浄だけに・・・)で戦うようなモノ!ですからね。

猫によっては大人しい子もいるようですが・・・。

ただ、うちの愛猫モコミミの場合は綺麗にするのが目的ではなく、爪を切るのが目的だったりしますww

モコミミの場合は、お風呂に入れられると意気消沈して、爪をきりやすくなるので。

とまぁちょっと話が逸れましたが、お風呂に入れてやると毛艶や毛並みが良くなりフワフワ、フカフカ、モコモコ度がアップします♪

髪は女の命と言いますが、猫は毛艶と毛並みが命(この表現はある意味間違いでもない)です。

猫の毛艶や毛並みが良いと可愛さも更に増すってもんですし、毛艶や毛並みは健康のバロメーターでもあるのです。

そこで、今回は猫の毛艶・毛並みについて、毛艶や毛並みが悪くなる原因や良くする方法など書いてみることにします。

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猫の毛艶・毛並みは健康バロメーター

足を真っ直ぐ上に伸ばして毛繕いしている愛猫モコ

猫は起きている間の10%~30%は毛繕いをしているほどの綺麗好きです。

猫がそんなにも毛繕いをするのは、綺麗にする、体温調節、リラックス効果、そして自分の匂いを消すといった様々な理由があります。

ちなみに、最後の匂いを消すというのは、飼い主が触った後なんかによく行われますよね(汗)

あれは「せっかく獲物に見つからないようにしてるのに、違う匂いを付けるんじゃないよ!」って感じの猫の本能的な習性ですので、飼い主のことを嫌がっているわけではありませんよww

そんな風に元気で健康な猫であれば、しっかり毛繕いを行う為、毛艶や毛並みが異常に悪くなるようなことはほとんどありません

つまり、猫の毛艶や毛並みが異常に悪くなるということは、何かしらの原因が潜んでいるということになるのです。

逆に言えば、毛艶や毛並みが良ければ元気であり健康である証となるのです。

毛艶や毛並みが悪くなる原因

口の中に何かトラブルはないか確認を迫る体の愛猫ミミ

老化によるもの

猫が年を重ねて高齢化、老猫になると、どうしても栄養を吸収する力が低下してしまい、その結果、被毛まで十分な栄養が行き渡らず、毛艶や毛並みが悪くなってしまう傾向にあります。

これに関しては自然の摂理でもありますので、特に心配の必要はありません

被毛サポートされたキャットフードへの変更によって改善させることも出来ますが、先にも言いましたように、こればっかりは自然の流れでもありますので、どうするかは飼い主さん次第となりますね。

僕としては、特に健康上問題が無いので有れば、敢えてその流れに逆らう必要は無いような気もしますが・・・。

栄養が不足している

猫の被毛はとにかく栄養に敏感です。

栄養が偏ると毛艶や毛並みは悪くなってしまいます。

人間でも栄養が偏ると、顔色が悪くなったりもしますよね。それと同じです。

これは猫が毎日食べるキャットフードによってもの凄く左右されます。

もしも、愛猫は元気だけど、毛艶や毛並みが良くないって感じるようであれば、日々の食事から得られる栄養が不足、もしくは偏っているのかもしれませんね。

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皮膚の乾燥

毛がボッサボサのパッサパサになっていてフケが多く出ている場合には、猫の皮膚が乾燥しているおそれがあります。

特に冬場などは部屋が乾燥してしまいますので要注意ですね。

猫は水分をあまり取らない動物ですので、部屋があまりにも乾燥している上に水も飲まないとなると脱水症状を起こしてしまいます。

部屋を加湿したり、新鮮な水を常に用意するなど猫が水を飲みやすい環境(状態)にして、しっかりと水分補給をさせましょう。

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口内トラブル

口の中に何かが出来てしまっていたり、口内炎などを起こしている場合、猫は食欲不振となり、毛繕いする元気もなくなってしまい毛艶や毛並みが悪くなっていきます。

口の中に痛みを感じていれば口を動かしたくなるのも至極当然。人間でも同じですよね。

毛艶や毛並みが良くなくて、あまり食欲が無いようであれば、口内トラブルを抱えている可能性もありますので、動物病院へ連れて行き一度診て貰ってくださいね。

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病気

これが一番厄介なヤツ。

そして、これが先ほど猫の毛艶や毛並みは健康のバロメーターと書いた所以ですね。

毛艶・毛並みが徐々にでは無く急に悪くなった場合、他の症状が伴う場合は病気が原因の可能性が出て来ます。

[毛艶・毛並の悪化で考えられる病気と伴う症状]

  • 慢性腎不全:多飲多尿、嘔吐、食欲不振、体重減少、口臭悪化など
  • 慢性胃腸炎:食欲不振、嘔吐、下痢など
  • 甲状腺機能亢進症:食欲不振、嘔吐、下痢など
  • 寄生虫:食欲はあるのに痩せていく、下痢など
  • 猫風邪:くしゃみ、鼻水、発熱など
  • 猫は多少調子が悪くても我慢しちゃう生き物ですので、体調不良や病気などであってもなかなか気付きにくい傾向にあります。

    ですが、当人(猫)は我慢し平常を装っていたとしても、毛艶や毛並みの悪化までは隠せません

    毛艶や毛並みが急に悪くなったり、食欲や元気がなかったり他の症状を伴う場合には、病気など猫が何かの問題を抱えている可能性がありますので、動物病院で診て貰ってください。

    特に猫が腎不全になっていた場合、毛艶・毛並みの悪化はすでに末期の症状でもありますので注意が必要です。

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    猫の毛艶や毛並みを良くするには?

    猫の毛艶・毛並み/モコ

    猫の毛艶や毛並みを良くするには、原因のところでも少し書きましたが、まずは食事。そしてブラッシングが有効となります。

    キャットフードの見直し

    良質で栄養満点な食事を与えると猫の毛艶や毛並みはビックリするほど改善します。

    キャットフードの中には被毛サポートされているものがありますが、特に重要なのは良質なタンパク質が含まれているということ。

    猫にとってももっとも重要な栄養素です。これがあって初めて他の被毛サポートにも目を向けられるといって良いぐらい重要です。

    猫の毛艶や毛並みをよくする栄養素を具体的に言いますと、その良質なタンパク質、ビタミン(ビオチンなどB群、A、E)そして油分となるオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸になります。

    また、亜鉛や銅といったミネラルもまた健康的な皮膚と被毛を保ちます。

    それら栄養素がバランス良く配合されているキャットフードをチョイスすると良いでしょう。

    また、猫にとって不必要なもの(穀物や添加物、副産物など)は、なるべく含まれていない物にすると尚良しですね。

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    ブラッシングする

    猫はしっかりと毛繕いするからブラッシングはやらなくても良いかと思っちゃいそうですが・・・そうではありません。サボろうとしてもダメですww

    毛繕いだけでは、被毛のお手入れが十分とは言えないので、こまめにブラッシングしてあげましょう。

    ブラッシングをすることで、毛玉リバース(嘔吐)対策にもなりますし、ブラッシングが好きな猫であればスキンシップにもなります。

    また、人間の髪の毛だって頭皮マッサージが大切だと言われていますように、猫にブラッシングしてあげることでマッサージ効果があり、血行をよくしてあげることも出来ます。

    つまりブラッシングしてあげることで一石二鳥にも三鳥にもそれ以上にもなるって話なのです!

    ただし、ブラッシングが嫌いな猫の場合には無理矢理やるのは止めましょう。

    逆にストレスになってしまいますので、ほどほどで。

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    猫の毛艶・毛並みについて、考察とまとめ

    毛並み、体調ともに良好な愛猫たち

    毛艶や毛並みは猫の健康バロメーター、毛艶や毛並みは猫の命。

    それだけに頼るのはどうかとも思いますが、猫の毛艶や毛並みの善し悪しによって、ある程度は猫が今どんな状態なのかが分かります。

    毛艶や毛並みが良い猫はサラサラ、モフモフしていて可愛さもアップ、健康状態も悪くはないということです。

    ですが、毛艶や毛並みが急に悪くなったのであれば、何かしら問題を抱えていることになり、それがもし病気であれば命に関わってくる可能性もあるわけです。

    もちろん毛艶や毛並みだけではなく、様々な猫のサインにいちはやく気付いてあげるのが飼い主のひとつの役目と責任でもあります。

    定期的にブラッシングしてあげて、スキンシップを取りつつ毛艶や毛並みの様子をチェック、猫の状態を確認してあげてくださいね。

    冒頭に書いた髪は女の命、毛艶や毛並みは猫の命・・・なかなかうまいこと言うなぁって自画自賛していたりww・・・え!?そうでもない!?・・・だと。

    猫雑学
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    この記事を書いた人
    レウ

    35年間猫と暮らし、今現在2匹の猫と暮らす猫バカ。地図会社、印刷会社、システム会社を経て、物作りの楽しさを知りブログを書き始める。猫を長生きさせることを目標とし猫ブログを立ち上げ、愛猫たちの出来事、猫に関する役立つ情報など、経験した事も交えながら、飼い主目線で記事を書いてます。猫以外では映画やゲームが好きなインドア派。

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