こんにちは!愛猫モコとミミ飼い主レウです。
今回は、僕と一緒に暮らしているモコとミミの話題ではなく、実家に居る黒猫カイくんについて書きたいと思います。
実家には、その黒猫カイくんとキジトラのココちゃんが両親と共に暮らしています。
カイくんは体こそモコと同じぐらい大きいのですが、もの凄くおっとりしていて爪も出さない優しい男の子です。
いつも実家に帰ると、連れて帰りたくなるぐらい可愛いww
モコやミミと違い抱っこも余裕でさせてくれるし、そのままじっとしていてくれますしね~ww
それではそんなカイくんのことを順を追って話していきます。
里親捜しの団体から譲り受けた黒猫
先代猫たちが次々と虹の橋を渡り、茶トラ猫のチャウが独りぼっちになってしまった頃のこと。
チャウの関してこちら↓
どうしてもチャウが寂しそうに感じていた僕は、もう動物は飼わないと言い続けていたオカンに、里親捜しの団体から猫を譲り受けてみたら?と、しつこく進言し続けていました。
すると・・・実家に帰ったある日、玄関に入ると見たことない小さな黒い物体が、転がるような感じで詰め寄って来ましたww
オカンは、しれーっと里親団体から黒猫を譲り受けていたのですwwそうするならするで一声かけてくれよってな話なんだけども・・・。
とは言え、我が家で初の黒猫くんです!テンション上がりましたね~ww
目を開けていればその輝きが際立つ♪
目を閉じていたならば黒い塊ですww
可愛いよね~黒猫♪
子猫時代は、とにかくやんちゃ
モコミミを含めてこれまで飼って来た猫の子猫時代は、みんなとにかく元気でやんちゃww
カイくんも例外ではありませんでしたよ。ほんっと常に走り回っていました。
先住猫のチャウが独りぼっちは寂しかろうってことでカイくんに来てもらったのですが、あまりにもちょっかい出してくるので、チャウは困り顔wwそれでも優しいチャウはカイくんをすぐに受け入れていました。
あと、子猫から成猫へと成長するあたりのカイくんは、なんだか細長かったですww
そして、それぐらいの時期に・・・。
目が左右に揺れうずくまる
僕は実家を離れているので、オカン談となりますが・・・。
オカンから電話があって「カイ、首が曲がってしまった・・・」と。
ある日突然、カイくんがなんだかちょっとフラフラしてるかと思うと、ぐるぐると回るように歩き出し、その内うずくまって動かなくなったとのこと。
その時、目は開いているのですが、瞳孔が左右に小刻みに揺れていたそうなのです。
目を回してる!と、慌てて病院に連れて行くと、その日は点滴など様子を見ると言うことで入院となったようです。
2日後、ふらつきや目眩などが回復して戻って来たカイくんは・・・首が右側に傾いているような状態だったと。
獣医さん曰く診断結果は、症状などから前庭疾患で原因が分からない特発性前庭障害だと思われるとのことでした。
さらに、もしも脳に異常がある場合であれば、余命が短い可能性(具体的には数ヶ月と言っていたらしい)もあるし、首が傾いたままでも一生を全うする猫もいると・・・。
そんな・・・せっかくうちに来てくれたのに・・・。
猫の特発性前庭障害とは?
このカイくんの記事を書くにあたり、前庭疾患に分類される特発性前庭障害とはいったいどういったものなのか、ついでに調べてみました。
前庭疾患とは、様々な原因で平衡感覚を失ってしまう病気全般のことを言い、特発性前庭障害はその中のひとつで、特発性とは原因不明という意味。
猫の特発性前庭疾患の原因
末梢性(内耳の異常)と中枢性(脳の異常)に分類され、猫の場合は末梢性が多く見れるが、なぜ異常が起こるのかは解明されていない。
ストレスや生活環境、外気圧など、様々な要因が複合した可能性も考えられる。
犬では老犬に起こりやすいが、猫ではどの年齢でも発症する可能性がある。夏と初秋に多発する傾向にあるが、それもまた原因は解明されていない。
特発性とは、疾患について原因不明を指す言葉です。
原因がわからないとなると、どうにもならないですよねぇ・・・。
もしかしたら、カイくんの場合は、実家に引き取られたことで環境がガラッと変わったこと、またはそのストレスから特発性前庭疾患が起こったのかもしれないね・・・。
ただ、結果的にカイくんは特発性(原因不明)と診断されましたが、そうでない「前庭神経炎」は原因の特定が可能です。
猫の特発性前庭疾患の症状
- 首を傾ける斜頸。
- 眼がグルグル回る眼振。
- 一方向にぐるぐる回る。
- ふらつく。
- 転倒。
- 嘔吐や食欲不振。
- 見当識障害を引き起こす可能性もある。
- 後遺症として斜頸が残る場合がある。
数週間で回復することが多いとは言え、その間に怪我をしてしまったり、重い病気が原因の可能性もあります。
猫がふらついていたり、ぐるぐる回っていたり、眼振が起こってうずくまっていたり、異常を感じたのであれば、病院でちゃんと診てもらった方が良いですね。
猫の特発性前庭疾患の治療
- 原因が不明なのでこれといった治療方法がない。
- 2~3日後から徐々に改善し、数週間で回復することが多い。
- 食欲不振や嘔吐する場合は点滴などを行う。
特発性以外の「前庭神経炎」で考えられる原因は、内耳炎、耳道や中耳の腫瘍、外傷、脳腫瘍、脳炎、脳梗塞などがあり、それぞれに適した投薬や、または手術するなどして、まずは対症療法でそれら原因を潰していくことになるようです。
最後に、その後のカイくんは・・・
病院から戻って来たカイくんは、常に軽く右に頭を傾けたような状態ではあるものの、何事も無かったかのように、それまでと変わらない生活を送っていたそうです。
僕が実家に帰った時も何?何?みたいに首を傾けながら玄関までお迎えに来てくれてました。
余命わずかかもしれないと言われてから、どれぐらいの時が経っただろう・・・。
あれからもカイくんは、元気にすくすく成長し、大人のカッコイイ(可愛い)黒猫へと成長しています。性格も、あんなにやんちゃだったのが、今では超おっとりww
そして、後遺症の斜頸もかなり軽減していて、気にして見ないと分からないぐらいです・・・ってか黒いので分かりづらいだけなのか??
カイくんには申し訳ないし不謹慎かもしれませんが、おっとりなカイくんが首を傾けて歩いている姿が、なんとも言えないぐらいに可愛いのですww
ほんま、うちに連れて帰りたいぐらいにww
首を傾げたままでも・・・元気に長生きしてねカイくん。
カイくんの特発性前庭障害はストレスも原因の一つだった可能性も考えられます。
うちの愛猫モコも薄毛だったり、てんかんだったりと、ストレスが関係しているかもしれない事案がありました。
猫は神経質でストレスを感じやすい動物です。
猫のストレス負荷には、十分に注意を払わなければなりませんね・・・本当に。
また、今回カイくんは特発性前庭障害と診断されましたが、実家ではお金の問題からより詳しい検査はしなかったようです。
ですが、もし脳に異常があったなら大変なことになっていたでしょう。そういった場合に助けともなる猫の保険についての記事も書いていますので、興味があれば参考にしてみてください。
【追記】
残念ながら実家の黒猫カイくんは2020年12月28日、6年と10ヶ月という若さで虹の橋を渡ってしまいました・・・。
亡くなる一週間前、僕が会いに行った時には元気にしていたカイくん。
両親の話では、お別れになるなんて微塵も感じさせないほど、寝る直前まで元気にしていたそうですが・・・。
夜いつも通り押し入れに入り眠ったまま・・・突然死でした。
覚悟も出来ておらすお別れも出来ないまま・・・。
残念でなりません・・・。
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