【猫の免疫力】猫風邪や癌など病気予防に!猫の免疫力を高める方法!

免疫力、体を守る、自己防衛と俳句を詠んでいる体の愛猫ミミ

こんにちは!レウです。

愛猫モコミミも飼い主でもある僕もだいぶ年を取り、そろそろ健康についてしっかりと考えねばならんなぁ・・・と思いつつ、猫共々ダラダラと生活しちゃっている昨今です。

 
さて、猫の免疫力について考えたことってありますか?

普段はあまり猫の免疫力についてなんて考えないかもしれませんね。

猫が元気であれば尚のこと。

 
しかし、我々人間も然り、生き物にとって免疫力はとても大切です。

免疫力が低下すると、それまでは平気だった病気にもかかりやすくなってしまう。

その中には恐ろしい病気もあり、かかってしまってからでは手遅れになるようなものも・・・。

 
うちの猫は元気だと思っていても、目に見えないところで免疫力が低下しているおそれもあります。

そこで、猫の免疫力について、

猫の免疫力が低下するとどうなるのか。

猫の免疫力が下がってしまう原因とは何か。

猫の免疫力を高める方法はないのか。

といったことを書いてみたいと思います。

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猫の免疫力とは?

自分の細胞は最強だと威張っている体の愛猫モコ

「そもそも免疫力とはなんぞや?」

免疫力とは、体外から侵入したウイルスや細菌など有害となる異物を、免疫細胞が常に観察し、発見した場合には攻撃・排除してくれる力のこと。

簡単に言えば、自己防衛システムですね。

なんかカッコイイし頼れる存在!

免疫力が強く正常に働いてくれれば、病気にかかりにくい体を維持できます。

ですが、免疫力が弱まってしまうと、有害な異物たちが好き放題やらかす状況になるので、病気にかかりやすくなってしまうというわけ。

免疫力の低下で高まる病気リスク

病気を嫌がる体の愛猫ミミ

では、免疫力が低下するといったいどんな病気にかかりやすくなってしまうのか。

主には体外から侵入する異物によって引き起こされる猫風邪や猫エイズといったウイルス、または寄生虫などといった感染症

腎臓病などの内臓疾患や糖尿病、皮膚疾患など、老化に伴う様々な病気もまた免疫力の低下によって起こりやすくなってしまいます。

中でも怖いのは癌。

恐ろしいことに癌細胞というものは日々体内で生まれ続けているのです。

それを免疫細胞が防波堤となって、どんどん駆逐してくれているので、発病までには至らないのですが、免疫力が下がればその防波堤が崩れてしまうことに・・・。

一例として免疫力低下によって発病し得る病気を書きましたが、まだまだこれだけではありません。

数え切れないほどの病気や症状から免疫細胞は、猫の体を守ってくれているのです。

 
猫にとって免疫力を高めることが、いかに大切かお分かりいただけたと思います。

特に免疫力がまだちゃんと作られていない子猫期、免疫力がどんどん低下していくシニア期は要注意。

猫の免疫力が低下する原因は?

難しい言葉にたじろぐ体の寝起きの愛猫モコ

免疫力が低下する原因となるものは主に5つです。

裏を返せば、これらに気をつけることで免疫力低下を防ぎ、免疫力を高められるということです。

免疫機構が育ってない時期

この世に生を受けたばかりの子猫は、まだ免疫というものが作られていません。

では生まれたばかりの子猫はどうやって体を感染症から守っているのか。

それは、母猫から母乳(初乳)を通して抗体を移行させる「移行抗体」がなされるから。

その抗体は、子猫の免疫機構が発達するまでの数ヶ月間の間、しっかりと守ってくれるのです。

いやぁ母親って凄いね!

しかしながら、免疫機構が発達し始めた頃はまだ不完全であり、免疫が低下した状態とも言えますので、子猫の間は十分に注意してあげなければなりません。

老化

成猫の時はしっかりと免疫力が維持出来ているのですが、年を重ねるにつれて免疫力も落ちて来てしまいます。

それは自然の流れでもあり、これもまた人間と同じですね。

加齢に伴って患う可能性のある病気は、体のあちらこちらにガタが来はじめ、腎臓疾患や癌など重篤なものが多く見られますので、シニア期は特に気をつけなければなりません

過剰な活性酸素(ストレス)

活性酸素は、吸い込んだ酸素をエネルギーに変える際に必ず作られ、体内の毒素(ウイルスや細菌)を排除してくれる大切なもの。

ですが、一定量であれば必要な存在なのですが、過剰に作り出されてしまうと、途端に悪さをし出すという扱いの難しいヤツなのです。

過剰に増えた活性酸素は、毒素だけでなく免疫細胞をも攻撃しはじめるという見境ない状態に。

・・・もはやキレたヤンキーですコレ。

[活性酸素が増える要因]

  • ストレス
  • 急激な運動
  • 紫外線を多く浴びる
  • 体内に異物が多く侵入し、免疫細胞が過剰に働く
  • タバコの副流煙
  • 添加物の多い食事

これらの原因で過剰に増えた活性酸素が、細胞にダメージを与えることで老化を早めてしまいます。

老化が進むと先ほども書きましたように、免疫力も低下してしまいますし、シニア期に多い腎不全や癌を含めた様々な病気の一因となってしまうのです・・・。

免疫細胞への攻撃&老化による免疫力の低下というダブルパンチです。

また、ストレスには活性酸素の増加に影響があるほかにも、猫にストレスが加わると免疫を抑制してしまうホルモン(コルチゾール)が分泌されますので、免疫力の低下へと繋がってしまいます

免疫力においても、猫のストレスには要注意です。

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腸内環境の悪化

ここはかなり重要です。

実は、免疫細胞の60~70%が「腸」に集中しているのです。

体外から「腸」へとやってくる食べ物や飲み物には、ウイルスなど有害となる物質が付着していることが多い。

そんな有害物質からの攻撃を防いだり排泄したりする「腸」には、免疫細胞が必要不可欠というわけ。

ですので、その腸内環境が悪化することで、そこで待機している多くの免疫細胞たちにも多大な影響を与えてしまうのです。

猫の免疫力を高めてげたいと思うのであれば、腸内環境を整えてやることがとても重要となります。

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猫エイズウイルス

猫エイズと呼ばれる猫後天性免疫不全症候群は、その名の通り免疫不全を起こす病気です。

発症すると免疫力がどんどん低下していき、それが原因でかかってしまうその他の感染症や、肺炎や癌、臓器疾患などによって命を落としてしまうのです。

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猫の免疫力を高める3つの対策

猫と免疫力/モコミミ

猫の免疫力を高めるには、上記しました免疫力が低下する原因を参考にしながら考えると良いかもしれませんね。

無添加で消化吸収の良い食事を心がける

猫の免疫力を高める上で重要となるのは、日々栄養をしっかりと摂ることです。

猫の食事において無添加なキャットフードを選択するのはもはや基本ですね。

[免疫力を高めるキャットフード選びのポイント]

  • 活性酸素を増やしてしまう添加物の含まれないもの。
  • 腸内環境を考慮して、消化に良くない穀物は、不使用またはメイン食材になっていないもの。
  • 消化吸収に優れているもの。
  • 栄養価の高い動物性タンパク質の多く含まれているもの。※タンパク質の善し悪しは免疫力に影響がないという話もある

また、活性酸素による細胞の酸化を防いでくれる抗酸化作用のある食材や、腸内環境を整えてくれる栄養素を含んでいると尚良しです。

抗酸化成分となるのは、ビタミンE、C、βカロチン、ポリフェノール、タウリン、亜鉛、セレンなど。

腸内環境を整えるてくれるのは、腸内を綺麗にしてくれる水溶性食物繊維や、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌(プロバイオティクス)、またそれらを増やしてくれるオリゴ糖などです。

こういった成分が含まれていると免疫力を維持または高める上でも効果的です。

無添加で厳選したキャットフードの比較表を作ってみましたので、参考にしていただければと思います。

安全性重視!グレインフリー中心と安くて安全なキャットフード比較
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活性酸素(ストレス)に留意する

増え過ぎた活性酸素は、免疫力の低下だけでなく腎機能にも影響を与えてしまいます。

活性酸素を過剰に増やしてしまわないように気を配りましょう。

原因のところでも書きましたが、特に猫のストレスには活性酸素に影響するだけでなく、直接免疫力の低下を招く厄介者なので注意が必要

原因は様々にあり特定するのは難しいですが、スキンシップを大切にして、猫の落ち着ける(隠れられる、高い位置での)居場所を多く作り、猫が嫌がっているような事や物はなるべく排除、トイレなどはいつも清潔にする等々の対策をしましょう。

遊んであげるなどして適度な運動をさせるのも大切、それがまたストレス解消にも繋がります。

タバコの副流煙を含む空気の汚染などにも、空気清浄機を設置するなど気を配ってあげると良いかと。

家にタバコを吸う人なんかがいれば尚のことです。これも言わばストレスなのかもしれませんね。

 
また、まだ研究データが不足していてそれが実証されたわけではないのですが、増え過ぎた活性酸素のみを無害化するという効果が期待されている水素水を与えてみるのも免疫力を高める一つの手となります。

下記商品はコスパにも優れていますし、ミネラルゼロの天然水を使用しているので、水素を抜きにしても猫にとって良質な水と言えますしね。

キャットフードだけではなく、猫の飲む水にもこだわってみても良いのかもしれません。

水素水は猫の健康維持に効果があるの?コスパ良しでおすすめの水素水「ペットの贅沢水素水」
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腸内環境を整える

多くの免疫細胞が集中している腸内環境を整えることが免疫力を高める鍵ともなります。

腸内環境が整えば、免疫力アップだけにとどまらず、便秘はもちろん、目やにや涙やけなどアレルギー症状、毛球症、肥満の解消など、多方面に渡り良い効果が現われます。

 
腸内環境を整えるには、食事のところでも書きましたが、腸内環境をサポートする栄養素を含み消化吸収の良いキャットフードにするのが良いですね。

ですが、キャットフードだけでは補えない場合もありますし、乳酸菌に関しては経口摂取の場合、腸に届くのは1%未満ともされています。

すでに腸内環境が悪化している場合には、いくら良質なキャットフードを与えても、消化吸収能力自体が弱っているので、うまく栄養を吸収出来ずにその効果が得られないってことも。

そういった不安要素を解消してくれるような生きたままちゃんと腸にまで届く乳酸菌と酵素の働きによって腸内環境を整えるサプリメントもあります。

個人的な意見かもですが、よく見掛けるような「免疫力アップサプリメント」よりも、こちらの方が理由が明確ですし、免疫力アップを含む多方面に効果的だと感じています。

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猫と免疫力について、考察とまとめ

飼い主の言葉を無視している体でご飯を食べている愛猫たち

人にとっても猫にとっても、様々な病気から体を守ってくれる免疫細胞。

免疫力を維持または高める事が出来れば、将来的に不安となる猫の病気にもかかりにくくなります。

 
猫の免疫力においてキーワードとなるのは、腸内環境活性酸素

その為に注意すべき要素は3つ、しっかりと栄養を摂る、適度に運動をする、ストレスフリーです。

 
腸内環境を悪化させてしまわないように、無添加で消化吸収に良いキャットフードを選んだり、サプリメントを使うなど、食事の面で気を使ってあげてください。

もちろん、無理をする必要はありません。

飼い主であるあなたが出来る範囲内で、より良い工夫をしてあげれば良いのです。

 
そして、暇があれば猫と遊んで適度な運動をさせてあげてください。

それがまたスキンシップにもなりストレスの発散にも繋がります。

また、猫が安心して過ごせる居場所を多く作ったり、猫のトイレ掃除をしっかりするなど、猫になるべくストレスを与えないようにしてあげてください。

活性酸素が増え過ぎないように、水素水を使ってみるだとか、原因のところでも書いたようなことに注意してあげてくださいね。

 
あと、人間であるご自身の健康も大事ですよ!

ついつい猫のことばかり考えてしまいがちですが、猫にとって頼れる存在でもあるあなたが倒れてしまっては元も子もないですからね。

 
人も猫も免疫力を高めて、皆さんが愛猫と少しでも長く一緒に過ごせますように。

 
猫に長生きしてもらうコツと秘訣も記事にしていますので、ご覧頂ければと思います。

20歳以上の猫に教わる長生きのコツと学びによる猫の長生きへの秘訣
猫に長生きしてほしい!猫と一緒に暮らしている方であれば誰しもが思っていること。猫の寿命は種類、性別等々にも影響され、必ずしも長生きするとは限りませんが、出来る限りのことはしたい!そんな方の為に、猫に健康で長生きしてもらう方法(コツと秘訣)。

猫の保険・病気・怪我
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この記事を書いた人
レウ

35年間猫と暮らし、今現在2匹の猫と暮らす猫バカ。地図会社、印刷会社、システム会社を経て、物作りの楽しさを知りブログを書き始める。猫を長生きさせることを目標とし猫ブログを立ち上げ、愛猫たちの出来事、猫に関する役立つ情報など、経験した事も交えながら、飼い主目線で記事を書いてます。猫以外では映画やゲームが好きなインドア派。

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