はじめに・・・
この子が生きた時代にはまだデジカメやスマホは所持していなくて、カメラ付きの携帯だったのと、フィルムカメラで撮った写真をスマホで撮り直したモノも含まれる為、画像は荒いかと思いますが、何卒ご了承くださいね。
それでは、優しい色の茶色、優しいく育ったタムとピーの息子、茶トラ猫チャウについて書き綴ってみたいと思います。
タムとピーの息子、優しい茶トラ猫チャウ
タムとピーの間に産まれた子チャウ。
チャウは奇跡の子とでも言いましょうか・・・
考えたくはないけど、もしタムが家出から無事に生還出来ていなかったら・・・
タムが家出した時にそれが原因で、ピーが家族の仲間入りをしたので、もしタムが家出していなかったら・・・
そして、タムは未熟児だったこともあり、彼女が産んだ子は産まれてすぐ次々に亡くなってしまうという悲劇。
そんな中で唯一生き残ってくれたのが茶トラの猫チャウなのです。
それら様々な要因が重なって、チャウは僕たちの家族となってくれました。
チャウはピーのヤンチャさと、何よりもタムの優しさを色濃く受け継いだ子で、キミには爪があるのかい?って思えるぐらい、人(猫)を傷つけることは絶対にありませんでした。
チャウの子猫期
母親であるタムの側にいるのはもちろんですが、
チャウが産まれた頃にはまだミュウが健在で、そのミュウに父親であるピーがべったりだった事もあってチャウも同じように近くにいたりでしたww
小さい頃は皆そうなのですが、チャウも例外ではなく、とてもヤンチャでしたww
特に紐が好きで、一度食らいつくとテコでも離さず、そのまま魚を釣ったかのように引っ張り上げることができましたww
紐に歯だけがくっついて、本体は下に落ちちゃうんやないかって心配したりww
成猫期
とにかく優しいチャウは、成長しても変わることはありませんでした。
人にもですが、同族の猫たちにも危害を加えることは皆無。
タムとケンカすることはありましたが、優しい二匹ですので激しくもなく、見ていてこちらが幸せな気持ちになってしまうような優しいケンカww
そして、タムとピーそしてチャウは、流石に親子って感じで、一緒に寝ていることも多かったですってかほとんど一緒に寝ていましたねww
そんな安寧に過ごしていたチャウなのですが、チャウにとって試練の日々が訪れます。
姉貴が飼っている猫2匹(デカ黒猫ナナちゃんとキジシロのみりんちゃん)を預かることになった時のことでした。
チャウにとってはこの世に産まれた時に居た猫たち以外の猫を見るのは初めての経験。
しかもナナちゃん&みりんちゃんもかなり警戒していて・・・尚のことチャウにとっては厳しい日々が続いたのです。
そんな時でした・・・。
チャウの鳴き声がおかしいことに気付いたのです。
よく鳴くというより吠えていたので、声を枯らしたのか、ガラガラ声・・・。
チャウはもの凄く鳴き声の可愛い子だったのに、それ以降ずっと濁声となってしまいました・・・。
帰る間際ぐらいだったかな、姉貴の猫ナナちゃん&みりんちゃんが、なんとか僕たちや猫たちに慣れてくれたのは・・・。
二匹が去ってからも、チャウの声は元には戻りませんでしたが・・・。
晩年
母親であるタムに愛され、父親であるピーと遊び、人間である我々家族も、そんな優しいチャウを大切に(過保護?)していましたし、姉貴の猫の件以外は、本当に優しさに包まれ穏やかに過ごしていたと思います。
しかしながら、時は止まってはくれない。
面倒を見てくれたミュウが逝き、母親であるタムが亡くなり、父親のピーも逝ってしまった・・・。
我が家での猫最大数が4匹で、そんな最盛期を生きたチャウだけに、一匹になってどれほど寂しかっただろうか・・・。
そして、チャウ自身にもその時が来てしまいます。
晩年のチャウは腎臓を悪くしてしまい、次第に目が見えなくなっていきました。
ずっと瞳孔が開いた状態だけど、端から見る分には何も変わらない・・・。
でも、大好きだった紙ボールを投げても反応出来ない、おやつを差し出してもどこだか分からない・・・そんな姿を見るのは本当に辛かった。
そして、おかんがこんなことを言っていました。
時折チャウが大きめの人形に向かって、タムとやっていたような優しいケンカをすることがあると・・・。
暗闇の中でタムを見ていたのかな・・・。
そんなことをおかんと話していると、切なくて泣きそうになってしまいました。
そして、僕はすでに実家を出ていたので、最後に会うことは出来なかったのですが、おかん曰く、眠ったまま静かに息を引き取ったそうです。
そして、新たな世代へと受け継がれていく猫歴
チャウが一匹になってしまった時、上記しましたように寂しいだろうと、里親捜しの団体さんから一匹の猫を引き取りました。
何度も別れを経験したおかんは、頑なに「もう動物は飼わない」と言い続けていたのですが、そんなおかんも寂しそうにしていたので、僕が機を見てそうするように提案しました。
そうしてやって来た子が、我が家初となる黒猫のカイくんです。
Twitterの方でも実家に帰る度にツイートしているので、ご存知の方もいるかもですね!
当のチャウはヤンチャ過ぎるカイくんに四苦八苦していましたけどねww
今までずっと甘える立場でしたからww
チャウが亡くなった後には、おかんのパート先の社長さん宅からやって来たココちゃんが仲間入り。
チャウの優しさはカイくん、そしてココちゃんへと確実に受け継がれていたり♪
そしてその頃、実家を離れた僕の所には、すでにモコ、そしてミミが仲間入りしていました。
僕が実家に居た頃、一緒に生活を共にした猫たちは皆いなくなってしまいましたが、彼らが居たからこそ今の子たちと出会うことが出来たのだと思っています。
ペル、ミュウ、タム、ピー、チャウ・・・いつまでも、彼らとの様々な思い出を胸に・・・モコミミやカイくん、ココちゃんたちと僕の猫歴は続いていくのです。
ありがとう
[2000.1.24-2014.2.20]
誰よりも優しかったチャウ。
優しい茶色のチャウ。
天国でタムやピーと優しさに包まれて穏やかに過ごしているのかな?
ミュウに会ってピーと一緒に甘えているのかな?
初めて会うペルにビビってないかな?(笑)
皆と一緒にいる姿を想像したら、幸せいっぱいの絵しか思い浮かばないさ。
僕もそこに混ざりたいww
いつの日かその時が来たら僕も仲間に入れてね!
チャウ、その優しさで皆を温かい気持ちにしてくれて、生まれてきてくれて、本当にありがとう。
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