こんにちは!レウです。
今回は愛猫ミミが小さい頃のお話。
感染症(真菌症・白癬・猫カビとも呼ばれる皮膚糸状菌症)を患っていた幼少期のミミについてです。
ミミが来た時には、すでに先住猫モコが居た我が家、猫の皮膚糸状菌症にどう対応(隔離)、治療したのか。
ミミと先住猫であるモコとの初顔合わせはどのような感じだったのか。
それらに伴って猫の皮膚糸状菌症とはどういった病気なのかも調べてみました。
最後にはそんなミミの成長比較もww
当時はスマホを持っていない頃で、デジカメも持ってませんでしたので、ほとんどがカメラ付き携帯で撮影してた写真となります。
画像が少々荒かったり小さかったりですが、その辺はご了承いただければ幸いです。
愛猫ミミが家族になった経緯
モコを家族に迎え入れてから一年が経ったある日、知り合いが子猫を引き取らないかと話をもちかけて来ました。
モコを我が家に迎え入れた時の記事でも書きましたが、僕が住んでいるマンションは動物禁止。
なのでこれ以上は厳しいと話したのですが・・・。
その知り合いはまさか断られるとは思ってもいなかったらしく、勝手に先方と話をつけてしまったそうなのです。
待て待て・・・いやいや、そんな勝手な話はなかろう・・・。
で、その子の可愛らしい写真を見せられ、長時間の説得を受け、なし崩し的にその子を引き取ることになってしまいました。
まぁ僕の中で一匹も二匹も変わらんか・・・。
モコも一匹でいるよりも多頭の方(仲間が居る方)が寂しくなくていいかなぁって、なんとな~く頭にはあって、強く断ることが出来なかったのですが・・・。
そんなこんなで、我が家に二匹目の猫がやって来ることとなり、実家を出てからは初となる多頭飼いのスタートとなったのでした。
子猫時代のミミは皮膚糸状菌症を患っていた
そうして、我が家にやって来ることとなった子猫。
会ってすぐに異変に気付きました・・・。
手や足、尻尾、そしてお腹周りの毛が抜け落ちていて、皮膚が真っ赤にただれていたのです。
先方の話によるとこの子は拾った子らしいのですが、拾った直後はドロドロになりひどく汚れてはいたそうですが、皮膚の状態については気が付かなかったと・・・。
本当かよ・・・確かに最初に見せてもらった写真では確認出来ないけど・・・不信感!
まぁ、そんなこと言っても、一度責任を持って引き取ると承諾したのだから今更ですね。
とにかく病院に連れて行き診察しもらうと、真菌(カビ)の感染が原因となる皮膚糸状菌症とやらにかかっているとのこと。
猫の皮膚糸状菌症とは
猫の皮膚糸状菌症は、真菌症・白癬・猫カビなどとも呼ばれ、治りにくい猫の皮膚病のひとつ。
皮膚糸状菌という真菌(カビ)の感染が原因で発症し、猫の被毛や皮膚、爪などに症状が現れ、脱毛や皮膚炎を起こします。
まだ抵抗力(免疫力)の弱い子猫やストレスの多い成猫に感染しやすく、感染している犬や猫、人などと接触したりすると、接触感染してしまうこともある人獣共通感染症のひとつ。
猫の皮膚糸状菌症の症状
猫の皮膚糸状菌症の症状は以下の通り。
- 顔や耳、四肢の一部分にほぼ円形の脱毛ができて、その周りにフケやかさぶたができる。
- 悪化すると、分厚いかさぶたをともなう湿疹のような赤いブツブツが発生する場合もある。
- 痒みは伴わないが、脱毛部分を気にして舐めたりかきむしったりすることも。
- 爪に感染する場合もあり、爪が変色したり抜けたりすることもある。
ちなみに、人に感染した場合は、円形の皮膚炎として症状が現れ、かゆみ、水疱、脱毛、フケなどが発生し、水疱が破れたりすると、かさぶたとなり皮膚が硬くなる(厚くなる)そうです。
猫の場合と同じく、抵抗力(免疫力)の弱い赤ん坊や子供に感染しやすいとのことですので、特に小さなお子さんの居るご家庭なんかは、猫同士の感染だけではなく、人への感染にも十分注意した方が良いですね。
猫の皮膚糸状菌症の治療方法
猫の皮膚糸状菌症の治療方法は以下の通り。
- 抗真菌薬の内服。
- 抗真菌薬の入ったローションや軟膏などの塗布。
- 抗真菌薬の入ったシャンプーで薬浴を行う場合もある。
また、治療を行う前には、皮膚糸状菌症の患部とその周囲の毛を刈る場合もあり、症状によっては全身の毛を刈ることもあるらしい。
下記にもありますが、ミミの場合は、特に毛を刈ったりはせず、抗真菌薬の内服薬と抗真菌薬の入った塗布薬での対応(治療)となりました。
皮膚糸状菌症は自然治癒する?
感染した猫に抵抗力(免疫力)があり、患部が小さい場合には、治療しなくても10週から12週で自然治癒する場合もあるそうです。
とは言え、完治するには約3ヶ月近くもかかってしまうようですし、その間に悪化してしまう場合や、多頭飼いしていれば他の猫に感染してしまったり、先ほども書きましたように、人(特に子供)にも感染してしまう場合があります。
ゆえに、皮膚糸状菌症の余波が他方に広がってしまわないよう、その症状に気がついたのであれば、病院に行って早期に治療してあげた方が良いですね。
うちの場合も、同居する先住猫(モコ)がいましたので、その子の為にも獣医さんのアドバイスのもと、ミミには我慢してもらい隔離を行って治療するようにしましたよ。
そうすることで、下記“愛猫ミミの皮膚糸状菌症治療と隔離生活”の項にも書いていますが、40日ほどでミミの皮膚糸状菌症は治りました。
猫の皮膚糸状菌症の予防
猫の皮膚糸状菌症の予防は以下の通り。
- 感染している猫(動物)との接触を避ける。
- ストレスを溜めさせない。
- 室内を清潔にする。
- 人間の水虫にも注意。
猫の皮膚糸状菌症は感染症ですので、感染している人を含む動物との接触を避けることが第一となります。
その為、やはり完全室内飼いを徹底することが基本中の基本ですね。
免疫力の低下を招きかねない猫のストレスや、再感染も懸念されますので、猫が使用した物(食器やおもちゃ)の洗浄および部屋の掃除など室内を清潔に保つことも大切です。
愛猫ミミの皮膚糸状菌症治療と隔離生活
猫の皮膚糸状菌症は他の猫に感染する病気(人にも感染する)・・・。
うちにはすでに先住猫となるモコが居ましたので、その子はしばらく寝室に隔離して治療することとなりました・・・。
ミミの治療は、抗真菌薬の内服薬をキャットフードに混ぜながら与えつつ、同じく抗真菌薬の入った塗布薬を塗って対応しましたね。
あ、そうそう、皮膚が痛いのか痒いのか(実際は痒みは無いらしいけど)絶えずミーミー鳴いていたのと、耳が大きめだったので名前はミミと名付けましたww
寝室の中からミーミーと鳴き声がもれていましたので、モコは気が気でない様子で、扉に張り付いて離れませんでしたねww
子猫であるミミは痛々しい皮膚の状態とは裏腹に、何にでも興味を示し、めちゃめちゃ元気で甘えん坊、まさに子猫ってヤツですww
おいおい、そんなところに乗っかったら僕の大事なところにカビが生えるでしょ~なんて言いながら(失敬)、それはそれで楽しみながら治療と隔離生活を続ける毎日。
治療どうこうよりも子猫の可愛いさが上回るっていうww
皮膚糸状菌症は、猫から人にも感染する人獣共通感染症なので、ある程度注意しなきゃいけないんだけども、当時はそんなことは全く考えず接していたなぁ(苦笑)
でも、ミミから僕、僕からモコに感染してしまう可能性もあったので、今思うともうちょっと気をつけるべきだったのかも・・・。
ただ、獣医さんからは免疫力のある成猫に皮膚糸状菌症が感染する可能性は低いとも言われていたので(汗)
まぁでも気をつけるに越したことはないからね(汗)
そうこうする内、次第にミミの皮膚糸状菌症による皮膚の腫れは引き、手足や尻尾は比較的早く、お腹の毛もうっすらと生えて来ました。
そして、ミミの皮膚の状態を獣医さんに確認してもらいお墨付きをいただいたので、いよいよ隔離解除!となります♪
当時のメモによると、ミミの寝室隔離生活は約1ヶ月(厳密には40日間)続いたとありました。
先住猫モコとミミのファーストコンタクト
さて、ミミがやって来てから寝室にずっと隔離、開かずの間と化していたので、モコとの面会はすぐに叶わず、モコはひたすらヤキモキする日々ww
そして、ついにモコとミミが初めて対面する日がやって来ます。
モコがケンカをふっかけるんやないかとか、おもちゃのように弄んでしまうのではないか、ミミが怖がって隠れてしまうのではないか、正直どんな状況になるのか飼い主である僕もドキドキしたものですが・・・
なんのこたぁない、お互い興味津々で匂いを嗅ぎまくりながら様子を見るっていう、これまでも一緒にいたかのような反応でした。
うん、これならいける!と確信しましたねww
その後もミミは、モコと一緒に遊び、一緒に食事をし、一緒に寝る・・・何をするにも絶えずモコの近くにいましたww
あの頃は本当にいつも一緒で、微笑ましかったです。
しかし今では、モコの隣の芝生が青く見え過ぎるジャイアン気質や、ミミが大人の女性になったことにより、モコが近寄るとミミが離れていくという・・・よくある倦怠期のカップルや熟年夫婦のような間柄に・・・。
それでも、お互いに認め合ってはいるので、これからも僕も含めて一緒に楽しく過ごそうね♪
愛猫ミミの成長比較
モコの時もやったのでミミもやろうと思ったのですが、うまく写真が揃わなかったので、ちょっと分りづらいかも。
うむ、順調にお太りになられてますなww
今やおデブミミとしてうちでは名を馳せているミミですが、皮膚疾患を乗り越えて元気にぶくぶく太ってくれているのは、健康的?なので安心します。食事療法によってピーク時よりは痩せて来たと思うしねww
ピーク時↓
そして今↓
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ちなみにモコの成長比較はこちら↓
最後に
なし崩しに引き取ることになったり、皮膚糸状菌症を患っていたことで、当初はどうなることかと心配でしたが、なんとか健康(デブ)に育ってくれて良かったww
ミミが仲間に加わったことで二匹だけながら猫多頭飼いのスタートとなりました。
イタズラや、猫周りのお世話、食費などの費用、心配ごと等々、全てにおいて掛る負担は2倍となってしまいましたが、彼女らから得るものは多く、癒しや幸せも2倍!いやそれ以上です!
一人暮らしながら日々賑やかに暮らしています♪
それに、仲違いすることはあっても一匹でいるよりも二匹でいる方がモコミミにとっても良いハズ、留守にした時の寂しさも緩和されていると思うので、ミミを引き取った事は間違いなく正解だったと思っています。
長生きして一日でも長く一緒にいようねモコミミ!
皮膚糸状菌症は、免疫力(抵抗力)が落ちている猫、特にまだ免疫システムが出来上がっていない子猫がなりやすい病気です。
免疫力を維持する方法についての記事も書いていますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
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