【猫と一人暮らし】留守が多いとかわいそう?費用や間取り、注意点は?

こんにちは!レウです。

 
猫と一人暮らし・・・猫は飼いたいけど、自分一人で本当に飼えるのだろうか・・・。

はたまた、一人暮らしなんだけど、思いも寄らず猫を保護してしまって引き取ってくれる人が居ないだとか、飼うつもりはなかったけど情が移ってしまったとか、それぞれの事情もあるかと思います。

今回はそんな方の為に、猫と一人暮らしについて書いてみたいと思います。

一人暮らしで猫を飼うにあたって、猫を飼う条件、かかる費用、必要なものや間取り、注意点など・・・そして今回はちょっと個人的な考えもてんこ盛りなので、ご意見の相違もあるかとは思いますが、興味があれば読んでみてください。

 
里親募集団体では、一人暮らしはダメ、男はダメ、老人はダメ、動物を飼ったことがない人はダメ、家を空ける時間が長いとダメ・・・と何かと制約の多い所がありますよね。

それぞれちゃんとした理由があるのは重々承知しています。

一人暮らしや老人は本人に何かあった時に猫が路頭に迷ってしまう。

男だったり動物を飼った実績が無いと虐待目当ての可能性が出てくる。

家を空ける時間が長いと、猫に負担がかかる。

・・・色々と難しい問題がそこにはあるのです。

それは、里親に出す方が猫の幸せを願っているが故でもあるのですが、それがまた純粋に猫を飼いたいと思っている人までをも、遠ざける結果にもなっちゃっているという矛盾感。

 
そうこうして、なかなか一緒に暮らす猫が見つからない内に、自分は猫を飼ってはいけない人間なんだ・・・と感じ始める方もいるんじゃないかな?

ですが、決してそんなことはありませんよ?

あなたの優しさを手放さないでください。

あなたのことを待っている猫はきっと居ます。

あなたの気持ちを理解してくれる人だってきっと現れます。

一人暮らしであろうが、男であろうが、家を空ける時間が少しぐらい長くたって、猫と一緒に暮らすことは出来るんです。

そもそも僕も現在男の一人暮らしですが、二匹の猫と一緒に暮らしていますからね(汗)

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一人暮らしでも猫は飼える?

結論から言ってしまいますが、一人暮らしでも猫は飼えます。

むしろ犬とかよりも猫は一人暮らしでも飼いやすいと言われていますからね。

 
ただ、猫を飼う前に、しっかり考え、自分に問いかけなければいけないことがあります。

動物を飼うにあたって当然とも言うべきことですが、その当然は一番難しく一番大切なのです。

一人暮らしで猫を飼うための条件は、主に経済的な面など色々とあるのはあるんだけど、個人的に考える絶対条件はたった一つ。

 
あなたはその小さな命に対して最後までしっかりと責任を持てますか?

猫の寿命は10年以上、近年では15、6年以上、長寿であれば20年を越えることもあります。

その間、色々なことが起こるでしょうし、色んな悩み事が増えるでしょう。

 
猫は嘔吐も多いし、部屋や家具を傷つけてしまったりもします。

猫がいると間違い無く長期の旅行は行けないなど色々な制限が出来てしまいます。

猫が大きな病気をして、看病や通院でもの凄く大変な状況になるかもしれません。

猫が怪我をして後遺症が残り体が不自由になることがあるかもしれません。

突然あなたの経済状況が悪化するかもしれません。

あなたは大丈夫だとしても、猫が嫌いな彼氏や彼女が出来たりするかもしれません。

 
今後どんな状況に陥っても、しっかりと責任を果たして最後の瞬間まで猫を大切に出来ますか?

そもそも、そういった事にならないようにすることこそが、飼い主の責任だったりもしますが、猫のことを考えてちゃんと自分をコントロール出来ますか?

 
可愛いから、一人が寂しいから、とにかく猫を飼いたいから、猫ブームだから・・・。

猫を飼う理由はなんだって構わないと思いますが、命に対して責任が持てないのであれば、決して飼うべきではありません。

状況が変わったから・・・仕方ない・・・どうしようもない・・・と言って、猫を手放すような事は断じてあってはならないのです。

一度、人と暮らしてその幸せを知ってしまった猫が、孤独になり外で暮らすことがどれほど辛く厳しいことか・・・。

保健所に保護されれば数日の内に殺処分されてしまいます。

虐待する輩にもホイホイ近寄っていきます。

車の怖さも知りません。

他の野良猫たちとの習性・習慣も違い、上手く世渡りすることも出来ません。

それなら最初から野良のまま、捨て猫のままでいた方が、まだマシなのかもしれません。

 
厳しいかもですが、ここまで読んでみて、ちょっとでも不安や心配に思ったり怖じ気づいたのなら、猫を飼うのは諦めた方が良いです。っていうか諦めてください。

猫はヌイグルミではありません。

猫だって小さな体で一生懸命に生きているのです。

猫を迎え入れるというのは、自分に子供が出来たようなもの、家族が増えるようなものだと思っていただきたい。

一つの命を預かるというのはそれぐらいの覚悟と責任が必要なのです。

 
まだその覚悟が出来ていないというのであれば、自分の胸に手を当てて、もう一度しっかりと考えてみて下さい。

その覚悟はとうに出来ている!という方は、この先を読み進めていってくださいね。

一人暮らしでも猫が飼いやすいってなんで?

先ほど、猫は比較的一人暮らしでも飼いやすい動物だと書きましたが、なぜにそう言われているのか、ここではその理由を書いてみたいと思います。

ちなみに、僕は朝に家を出て、翌朝帰って来るという24時間勤務が数年続いたことがありましたが、それでもなんとかなりました。

もちろんほったらかしにして良いワケでは無く、猫のことを色々考えて生活して来たが故ですし、猫には苦労をかけたと一緒に居れる時間が増えた今でも思っていますが、そんな生活でもなんとか猫は飼えるということです。

猫は留守に強い

猫は犬のように群れを成す生き物では無く、基本的に単独行動、一匹狼ならぬ一匹猫なのです。

ゆえに、一人暮らしだと仕事で家を空けている時間も多くなるかと思いますが、猫はしばらくの間飼い主がいなくても、寝て過ごしたり窓の外を眺めたりして、大きなストレスもなく過ごせてしまうのです。

実際まる1日猫と一緒に居ても、ほとんどの時間を寝て過ごしていますからねww

猫は1日12~16時間、成猫の平均睡眠時間は14時間とされていますので(苦笑)

【猫の睡眠】睡眠時間は長いが熟睡してない?良質な眠りは長生きの秘訣
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そして、猫はだいたい2日までなら、ちゃんとお留守番することも出来ます。

つまり猫を飼っていても2泊3日ぐらいの、短期の出張や旅行には行けるということです。

ただし、注意すべき事も当然あります。

それについては下の項目“一人暮らしで猫を飼う時の注意点は?”でお話します。

散歩に行かなくても大丈夫

これは大きいですよね。犬の場合は散歩必須ですが、猫の場合は基本的にはまったく必要ありません。

たまにリードを付けて散歩させている方もいらっしゃいますが、家猫のほとんどは外に出されるのを拒む傾向にもあります。

これは猫が家につくと呼ばれる理由にも繋がってくることなんですよね。

猫が自らの意思で出る分には良いのですが、強制されて出るのは嫌がったりしますし、パニックを起こすと逃げてしまう場合もある。

または、外にはウイルスや猫にとって危険な植物なども多いので、むしろ外には出さない方が良いのです。

間取りが狭くても猫は大丈夫?

部屋の広さの前に、まずお住まいの住居が賃貸であるのなら、猫を飼える物件であるのかどうかを調べる必要があります

入居した際に渡される資料、契約条件などを確認するか、大家さんに一度確認してみてください。

また、動物を飼った場合には敷金は返って来ないかもしれませんし、追加で破損した箇所などの修理費用を請求される場合があることは頭に入れておきましょう。

 
ちなみに、うちはペット不可の物件です(汗)

もちろん、退去時云々は猫を飼う決断をしたときに覚悟の上。

まぁちょっと色々あって、免れる可能性もありますけども(苦笑)

そして、もし退去を求められた際も、一人暮らしということで僕に何かあった際同様に、猫たちを不幸にしない手段はちゃんと考えています。

っていうか、管理会社の方がうちにあがることもあって、動物を飼っていることは承知しているようですけどもね。

ですが、これはいけないこと!!(・・・説得力無いかもですが。)

ちゃんとペットが飼える物件であるのか確認するようにしてください。

これから探すのであれば、ペット可の物件を探すのはもちろんのこと、ペット共生型の物件を探すのもありかもですね。

 
さて、一人暮らしで猫を飼う際の間取りですが、部屋の広さはあまり気にしなくても良いかと思います。

理想を言えば、2部屋以上あってそれなりに走り回れるぐらいが良いとは思うのですが、ワンルームでも大丈夫です。

猫は上下運動しますので、タンスや本棚を置くなど高い所へ移動できるような仕組みを作ってあげるか、キャットタワーを設置するなどすれば、運動面も問題ありませんよ。

キャットタワーの設置は猫がストレスを溜め込まない為にも、高いところに猫の居場所を作ってやる必要もありますので一石二鳥。

猫のおもちゃで遊ぶにしたって、そんなにスペースを使わずとも遊んであげられますから。

出来る範囲で構わないので、狭くても猫の為に色々工夫してあげれば大丈夫なのです。

猫を飼う時に必要な物は何?

猫と一緒に暮らす上で必要になる物は、主に以下のような物です。

  • 猫トイレ:100%必要です
  • 爪研ぎ:部屋の壁や家具などで爪研ぎしちゃうのをなるべく防ぐ為
  • 爪切り:家猫の場合は爪切りが絶対的に必要
  • ブラシ類:抜け毛や毛玉(嘔吐)対策、スキンシップ
  • 猫のおもちゃ:スキンシップ、ストレス発散、運動不足解消
  • キャットタワー:猫には高い位置に居場所を作る必要があるのと運動不足解消
  • ペットキャリー:病院へ連れて行ったり、災害時に避難する際など度々必要になる
  • 猫ベッド:猫の居場所、寝床になる
  • 食器:食事と水飲み用に2つ用意する(水飲み用は複数あると良い)

猫の居場所(寝床)ともなる猫ベッドや猫が食事や水を飲むための食器なんかは、他の物(お使いの食器や毛布・座布団)で代用出来るのであれば、取り急ぎ必要というわけではありません。

ですが、代用として一度猫に使った食器は、そのまま猫用として使うようにしてくださいね。

人獣共通感染症というものもありますので、人間と猫が使う物は分けた方が良いですよ。

 
そして、一人暮らしで、残業や飲み会があって帰りが遅くなりがちな方や、出張が多い仕事に就かれている方におすすめなのが自動給餌器ですね。

タイマー設定で時間通りに決まった量のキャットフードを与えることが出来るというものです。

猫には時間通りに決まった量の食事を与えるのがベターです。

食事の時間になっても食事が無いってことになれば、猫はストレスを感じてしまいますし、そもそもお腹を空かせるので可哀そう(究極に空腹になると吐くこともある)です。

また給餌量を守らなければ肥満の原因にもなってしまいます。

色々な給餌器が販売されていますが、スマホで遠隔操作が出来てカメラ付きの物であれば、急な残業や飲み会またはタイマーをし忘れても対応できますし、外出中も猫の様子を確認することが出来ますよ。

猫におすすめ自動給餌器カリカリマシーンSPの口コミ、多頭飼い対策など
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猫と暮らす為の費用はおいくら?

経済的に猫を飼う余裕があることも、一人暮らしで猫を飼う条件、責任の一つとなります。

ですが、猫は比較的お金がかからない方で、犬よりも経費は安く済みます。

うちでは、猫2匹でだいたい月に6,000円ぐらいを猫費用として割り当てていますね。まぁ多少上下はしますが。

うちが毎月購入するものは、キャットフード×2、猫砂×2、猫缶の補充、鰹節ふりかけ、消臭・除菌スプレーあたりかな。除菌・抗菌お掃除シートなんかも買う時はあります。

では一般的に猫を飼うにあたって、どういったことに、どれぐらいのお金が必要になるのかを書き出してみますね。

毎月の費用

猫にかかる毎月の費用は5,000円~10,000円ぐらいで見ておくと良いかもしれません。

必ず毎月購入しなきゃいけない物と言えば、キャットフードと猫砂ぐらいですので、それら必要最低限の物だけであれば5,000円いくかいかないかってところ。猫の数や商品によってはそんなにいかないね。

冷房などの電気代や、猫の健康維持の為にちょっと良いキャットフードにしたり、任意ですがペット保険に入ったとしても10,000円いかないぐらいだと思います。

まぁそれぞれ商品によって値段はピンキリですし、なんとも言えないところもありますが、抑えようと思えば抑えられますし、上を目指そうと思えばいくらでもって感じでしょうか。

その辺はご自身の経済状況に合わせて、無理し過ぎずに上手くやると良いかと思います。

猫用品を揃える

まず猫を飼い始めると、必ず必要になるのが、猫トイレ(&猫砂もしくはトイレシート)ですね。

急な場合はそれだけでも大丈夫です。他は代用出来る物も多いですし。

あとは、上記したように食器、爪研ぎ、猫のおもちゃ、キャットタワー、猫ベッド、ペットキャリー、ブラシ、爪切り等々色々あります。

最初からアレもコレもと一気に買い揃えるとなかなかの出費になってしまうので、必要に応じて少しずつ買い揃えていけば良いのではないでしょうか。

それでも全部合わせて50,000円ぐらいで、なんとかなるとは思います。

まぁこれらも商品によってピンキリですので、お財布と猫の好みに合わせて選んであげましょう。

避妊・去勢

避妊・去勢は必ずやっておいた方が良いです。

猫の病気の予防にもなりますし、発情期のストレス軽減にもなります。

また、猫が発情期になると、鳴きわめく場合が多く、ご近所迷惑になったり、飼い主側もかなりのストレスになりますので(汗)

あとマーキングスプレーが困りもの・・・凄まじいニオイのする液体というかおしっこを噴射してあちこちでマーキングを行なうのですが、これもまた最初の発情期を迎える前に去勢することでほぼ防ぐことが出来ます(希に防げない場合もあるらしい)。

ちなみに猫の避妊去勢手術を行なう時期は、一般的に6~8ヶ月齢が目安とされています。

費用は、オスの去勢手術が15,000円ほど、メスの避妊手術が25,000円ほどとなっています。

ここはケチらずに必ずやるようにしましょう。猫を飼う上での基本とも言えるところです。

【猫の避妊・去勢】適切な時期や費用、手術後の注意点や性格変化は?
猫に避妊・去勢するのかしないのか問題、その必要性からメリットとデメリット、失敗もある?不妊手術を行う適切な時期、かかる費用や助成金、手術の流れ、術後や避妊・去勢した猫の注意点、避妊や去勢すると猫の性格は変化するのかどうか等々を書いています。

ワクチン接種

完全室内飼いであってもワクチンの接種は必要となります。

ワクチン接種には、3種混合・4種混合・5種混合・7種混合・猫エイズといった種類があり、数が増えればお値段も高くなります。

外を出歩かない完全室内飼いの猫であれば、空気感染、飛沫感染する猫風邪に有効となる3種混合ワクチン(4,000~6,000円)で十分です。

外に出る猫であれば、4種混合~7種混合(5,000~8,000円)のいづれかと猫エイズワクチンといった形になります。

それぞれ考え方はあるかと思いますが、外には危険がいっぱいですので、猫を飼う場合には完全室内飼いにするのが良いと思う。

で、ワクチンは子猫なら年に2回(生後8週目・生後12週目)、成猫であれば年に1回の接種が必要となります。

その他、検診・治療費・保険

定期検診

まずは猫の定期検診ですね。

あくまでも任意ですが、病気は早期発見と早期治療が大切なのは猫も人間と一緒ですので、時間やお金に余裕があれば受けさせた方がより安全です。

定期検診を受ける目安としては、1歳未満なら3ヶ月置きなどこまめに、1~6歳未満なら年1回、7歳以上は半年に1回くらいといった感じ。

費用はそれぞれ動物病院の検診方法よって異なります。

病気や怪我をした時の医療費

次に猫が病気や怪我などをした時です。

猫は保険が効かないので基本的に治療費や薬代は全額負担となり、ちょっと病院に行くだけでもそこそこの金額が発生してしまいます。

え!?そんなに!?って思うぐらい・・・。

大きな検査や手術を行なったり、通院が長引いたりすれば、それだけ負担も大きくなってしまいます。

そういったことを考えた場合には、非常時用にと普段から少しずつ貯蓄しておいた方が良いかと。

また、そういった病気や怪我をしないように、猫の健康維持と安全には留意すべきですね。

ペット保険への加入

ペット保険は、上記、猫の病気や怪我による医療費、負担を補ってくれるものとなりますので、加入しておくと安心かと思います。

費用は猫の年齢や保証内容によりますが、概ね1,000円~といった感じでしょうか。

保険の必要性については、猫が病気や怪我をしないって場合も当然ありますので、自分で貯蓄しておく方が良いという見方もあるようです。

っていうか、そもそも保険とはそういうものだと思いますし、個人的には猫に何かあった時に躊躇せず病院に連れて行ってやれるので、経済的に少し余裕があるのなら加入しておいた方が良いとは思っていますが・・・。

ただ、すべての病気を負担してくれるわけでは無かったり等、各社それぞれ免責事項などがありますので、保険選びは慎重に行なった方が良いかと思います。

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一人暮らしで猫を飼う時の注意点は?

室内飼いの徹底

猫を外に出すのは、ウイルス感染症や猫エイズなどの病気、または車が走っていたりもしますので怪我をする可能性が格段に上がってしまいます。

保健所に捕獲されたり、人になれてしまっている分、虐待するような人に捕まってしまう可能性だってあります。

一人暮らしだと、出掛ける時にドアも窓も閉めてしまうだろうから、猫が帰って来ることも出来ませんからね。

昔は外に出ている猫も多かったのですが、現在では完全室内飼いが推奨されていますので、外に出すのはやめておきましょう。

また、ベランダに出している時も、足を滑らせて転落したり、脱走しちゃうこともありますので、注意してみてあげていてくださいね。

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スキンシップを取る

どうしても、忙しかったり、仕事から帰ってきて疲れていると、猫を無下に扱ってしまいがちです。

猫は気まぐれで一人を好み、こちらが近づくと迷惑そうな顔をしたりもしますが、時には甘えたい時もあるので、猫が近くにやって来た時はちゃんと構ってあげるようにしましょう。

あまり構い過ぎると、猫が飼い主大好き!って状態になり、飼い主と離れるのが苦痛に感じてしまうような状態「分離不安」にもなってしまうので、難しいところなんですけどね。

猫の運動不足解消がてら、おもちゃで遊んであげたり、抜け毛対策ついでに、名前を呼びながら軽くブラッシングしてあげると良いかと思いますよ。

子猫の場合

猫は一人でいる時間が長くても大丈夫だと書きましたが、猫がまだ子猫である場合は別です。

まだまだ体調を崩しやすい状態でもありますし、はちゃめちゃに元気で最も好奇心が旺盛な時期ですので、色んな物に手を出そうとします。それこそこちらが思いもしないような危ないことをしてしまいます。特に誤飲など・・・。

生後間もないと一人で食事したり水を飲んだりすることも困難だったりもします。

そうですね、言わば人間の赤ちゃんがそこに居ると考えても良いぐらい気を使って然るべきなのです。

ですので、あまりに小さい子猫の場合は、出掛けて家を開けることの多い一人暮らしだとけっこう厳しいかもしれません

生活のリズムが安定しだす生後5~6カ月が過ぎるまでは、長時間家を空けるのはなるべく控えた方が良いです。

どなたか見に来てくれる人が居るのであれば見守ってもらうようにするか、そういった人が居ないというのであれば、その間だけでもペットシッターさんにお願いするのが良いでしょう。

夏場対策

猫は冬場よりも夏場が危険。

猫は基本的に快適な場所を探すことに長けた生き物ですので、寒くなれば暖かいところを見付けますし、暑くなれば涼しいところを見付けます。

なので、冬場は人間が思っているよりも、猫は毛布にくるまったり布団に潜り込んだり、しっかりと対応することが出来ちゃいます。

ですが、夏場はそう簡単ではなく、猫は肉球からしか汗をかくことが出来ないので、暑さに対する体温調節がめちゃ下手クソ。

特に飼い主が家を空けている時など、防犯や脱走対策で窓を閉め切っている場合が多く、空気が循環せず部屋がサウナのような状態となり、涼しいところを探すにもどこにもそんな場所が存在しないような状況になってしまいます。

なので、夏場の熱中症対策は必ず行なうようにしてあげてください

家を空ける時は、エアコンを点ける、直射日光を防ぐ為にカーテンは閉めておく、エアコンだけに頼ると停電などがあった際に大変なことになるので、猫の夏用アイテム(ひんやりグッズ)を設置してあげる等々、出来る限りの対策をしてあげるようにしてくださいね。

【猫の熱中症】暑さ対策グッズ!うちの猫は保冷剤を使うペットハウス
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留守にする時

一人暮らしで猫を飼うことにおいて最も問題となるのが、仕事に出掛けなくてはならないので、猫に留守番をお願いすることが、どうしても多くなってしまうことですよね。時には残業や出張なんかもありますし・・・。

猫は比較的、孤独に強いというのは上記した通りですが、だからって何も対策を取らなくては良いというわけではありません。

[留守にする際の主な注意点]

  • 食事:朝晩1回ずつ、肥満や嘔吐の原因となるので、置きエサはしない。
  • 飲み水:複数箇所に設置する、出掛ける前、帰宅後、寝る前に必ず入れ替えてあげる。
  • 猫トイレ:出掛ける前、帰宅後、寝る前に必ず掃除してあげる。
  • 室温:熱中症に注意。エアコンを点ける場合、夏はドライ28度、冬は25~26度に設定。
  • 戸締まり:防犯対策はもちろん、猫が脱走してしまわないようにしっかりと行なう。
  • 誤飲・誤食:部屋に猫が呑み込んでしまいそうな物は置かない。または片付ける。
  • 落下物:下に落下しそうな場所に大きな物、重たい物を置かない。または片付ける。
  • コンセント:電源は切っておく、コンセントを抜いておく、保護チューブなどで対策。
  • 火の元:元栓を閉めるか、ガスコンロなどは必ずロックしておく。

また、2日以上の長期間家を留守にする場合には、様子を見に来てくれる人が近くに居るのであればお願いしておくか、ペットシッターさんや、猫のストレスを考えるとあまりおすすめできませんが、ペットホテルなどを利用するようにしましょう。

ちなみに留守にする時に、ケージを利用しようと思うかもしれませんが、それはおすすめ出来ません

猫がケージ内で過ごせる限界はせいぜい数時間程度で、ストレスの助長に繋がりかねませんので。

また、猫は孤独に強く留守番の出来る動物ではあるものの、猫を溺愛し過ぎることなどが原因で、猫が飼い主依存となってしまう分離不安という症状を起こすと、飼い主と離れることで様々な問題行動を起こしてしまう場合もあります

猫の留守番については、もちょっと詳しく書いている記事がありますので、そちらを参考にしていただければと思います。

【猫の留守番】旅行いける?何日まで大丈夫?猫も寂しい?ストレス?
猫と一緒に暮らしていても、旅行や帰省、仕事など家を何日か留守にしなければならない事も。そんな時、留守番している猫は寂しがる?ストレスを感じる?何日ぐらいが限界?ケージに入れても大丈夫?留守にするにはどんな準備と注意が必要かを書いています。

もしもの時の対策

一人暮らしが故に自分にもしものことがあった場合の対策もしっかりと立てておくこと。

例えば、怪我をして入院することになった時、何らかの原因で猫と一緒に住めなくなった時(住むところが無くなった時)、ご年配の方であればそれこそもしもの時・・・。

残される猫の為に対策を立てておくべきです。

家族や親戚、猫が好きな友人、信頼出来る知人など複数人に、自分にもしもの事があった時は・・・と猫のことをお願いしておくこと。

これは猫が重い病気にかかってしまった時も同じ事が言えます。看病してあげたり、通院することが困難になってしまう可能性があるからです。

うちの場合は、実家、姉貴、弟とそれぞれバラバラに暮らし、それぞれが猫を飼っている状況なので、それぞれに頼んでいます。

さらに弟が一人暮らしにも関わらず戸建てに住んでいるので、緊急事態発生時には猫と一緒に転がり込むところもww

人生いったい何があるか分りませんからね。

人間の都合で猫に辛い思いをさせないように・・・。

一人暮らしでも飼いやすい猫種って?

個人的にはあまり気にしなくても良いように思いますが、調べてみると一人暮らしでも飼いやすいとされる猫種があるようです。

まず一人暮らしでも飼いやすいとされる猫の特徴は以下の通りとなります。

  • おとなしくおだやか
  • 鳴き声が小さめだったり、あまい鳴かない
  • しつけがしやすい
  • 自立し留守番が上手

こういった観点から、一人暮らしでも飼いやすいと、よく紹介されている猫種は以下の通りです。

  • スコティッシュフォールド:温厚で人懐っこい、あまり鳴かない、運動量も少なく留守番が上手
  • ブリティッシュショートヘア:穏やか、鳴き声が小さい、しつけがしやすい、自立心が強く留守番に適する
  • ペルシャ:おとなしい、一人で穏やかに過ごすのが好きで留守番に強い
  • エキゾチックショートヘア:ペルシャの血を引きおとなしい、鳴き声が小さい、留守番が得意
  • ラグドール:おっとりしていてあまり鳴かない、引っ掻きが少ない、留守番も出来る
  • メインクーン:優しく穏やか、賢くてしつけがしやすい
  • ヒマラヤン:ペルシャの血を引き優しく穏やか、鳴き声が小さい
  • ロシアンブルー:物静か、鳴き声が小さい、自立心が強く留守番に適する
  • マンチカン:人懐っこい、鳴き声が小さい、自立心が強く留守番に適する(ただし甘えん坊)

ペルシャ猫を筆頭に、長毛種は比較的おとなしく穏やかな性格をしているそうです。

ただ、猫にもそれぞれ個体差がありますし、これらの猫種でなければ、一人暮らしで飼うのは難しいだとか、留守番出来ないというわけでは決してありません。

ゆえに、一人暮らしでも飼いやすいとされるこれら猫種に関しては、あくまでも参考程度にしていただきたいと思います。

ちなみに、うちのモコミミは二匹とも捨てられていて保護した(された)雑種(ミックス)の子たちです(汗)

猫と一人暮らしについて、考察とまとめ

こうやって条件や費用、注意点などを羅列すると、なんだか猫を飼うのって面倒くさいような気もしちゃいますが、決してそんなことはありませんよ?

確かに命を預かるというのは簡単なことではありませんが、一人暮らしであっても比較的猫は飼いやすい方ですし、それ以上のものを猫は我々に与えてくれます。

 
捨て猫だった愛猫モコとミミに出会い、ミミは皮膚の感染症、モコはてんかん持ち、ミミが2階から転落してしまったり、一緒に住んでいた彼女と別れたり、モコがストレスで薄毛になったり、数年間仕事でまる1日家を空ける日々となりその対策に苦慮したり、失うものもあったりします。

それでも愛猫モコミミと出会ったことを後悔したことなんて一度もありませんし、それどころか感謝さえしていて、いまや猫たちが僕の生きる希望にもなっている次第。

猫であっても家族が増えるってことは、経済面や居住など、それなりにいくつかの条件に見合う生活環境になければなりません。

だけど、ぶっちゃけそんなのは二の次、小さな命を引き受ける覚悟と責任さえ持ち合わせていれば、猫を飼う資格は十分だと思います。

僕なんて、男の一人暮らしで、猫を飼ってはいけない物件に住んでいて、仕事で24時間勤務の時期があったり、決して裕福でもありませんので(書いてて死にたくなる・・・泣)

まぁそこには色々と事情もあるのですが・・・。

それこそ里親募集の団体さんからは拒否されてしまうような人間かもですね・・・。

そんなダメな僕でも、猫たちにどうか幸せであって欲しいと願い、出来る限り猫のことを第一に考えながら、日々猫たちと楽しく(苦悩もしながら)暮らせていますよ。

猫雑学
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この記事を書いた人

35年間猫と暮らし、今現在2匹の猫と暮らす猫バカ。地図会社、印刷会社、システム会社を経て、物作りの楽しさを知りブログを書き始める。猫を長生きさせることを目標とし猫ブログを立ち上げ、愛猫たちの出来事、猫に関する役立つ情報など、経験した事も交えながら、飼い主目線で記事を書いてます。猫以外では映画やゲームが好きなインドア派。

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