こんにちは!レウです。
冬になるとうちの愛猫モコミミは、一日のほとんどの時間をコタツの中で過ごします。
とくにキジシロのミミは、食事やトイレの時以外ほとんどコタツから出て来ません(汗)
そんな中、コタツの中から・・・プー、プーと何やら音が聞こえてくることがちょいちょいあります。
はい、猫たちのいびきです。
ちなみに、モコはたまにですが、ポッポッポッって感じのいびきをするので、めちゃ可愛いですww
そういった時にはグーグーだなおい!って微笑ましく思って見ています。
もちろん、いびきだけではなく寝言も言いますww
にゃっにゃっにゃっとか、寂しげににゃお~ん、怖い夢でも見ているのかウ~ッとかシャーッとか威嚇してるような寝言も(汗)
で、コタツに入っている時間が長いからか、最近は特にミミのいびきが気になって、Twitterのフォロワーさんとそんな猫のいびきについて話をしていたのですが、その中で「いびきって病気とか関係ないのかな?」という疑問にぶち当たりました。
そこで、今回は猫の睡眠時間、浅い眠りと深い眠り、注意すべきいびきと考えられる病気、睡眠中の痙攣や寝言、熟睡の見分け方など、猫の睡眠に関することについて、まとめて書いてみたいと思います。
猫の睡眠
猫は「寝子」が語源だという説があるほどで、一日の約3分の2近く寝ているという・・・よく寝る生き物です。
時間にすると、合計で1日12~16時間(成猫の平均睡眠時間は14時間)、子猫だと20時間(子猫の平均睡眠時間は19時間)も寝ているようです。
羨ましいっ!!
激しく羨ましいっ!!
僕もそれぐらいガッツリ寝たい!・・・でも我々人間は寝過ぎると逆にしんどいんだけどね(苦笑)
猫はほとんど熟睡していない!
そんな寝てばかりいるように感じる猫。
だがしかーし!
実は我々が思っているほど猫はしっかり寝てはいないようなのです。
猫が寝ていると思って近づくと、すぐに気付かれることも少なくないのではないでしょうか?
それは、人間と同じく猫も眠りの浅いレム睡眠と、深く眠っているノンレム睡眠を繰り返しているからなのです。
猫の場合、ノンレム睡眠が6分程度、レム睡眠が30分~1時間程度。割合で言えば、深い眠り(ノンレム睡眠)はたったの20%で、浅い眠り(レム睡眠)が80%を占めているそうです。
つまり、成猫が平均して14時間の睡眠時間だとしても、ぐっすり寝ている(熟睡している)のはたったの3時間ぐらいしかないってことになるのです。
では何故猫がそんなに浅い眠りであるレム睡眠に当てる時間が長いのか。
レム睡眠は、脳は起きているけど身体は休ませることが出来る“身体の睡眠”とも言われています。
それは、いざ獲物が現われた時に狩りを行う体力を温存する為であり、浅い眠りが大半を占めるのは、逆に敵から襲われた時、即座に対処出来るようにする為なのです。
いやぁさすが狩りをする獣!寝ててもハンターなんですね~。
これを知っただけでも、猫が寝ている姿を見るのが愛おしくなりますねwwこんな可愛いくせにしっかりハンターなんだコイツ~ってww
動物の世界では、こういった習性の動物がほとんどであり珍しくもない話なので、猫が特別よく寝るということではないそうです。
安全が確保されていて、知能が高く頭をよく使う人間と、敵から襲われることもあるハンターな猫とでは、睡眠の考え方や必要性が違うということですね。
ただし、猫が病気にかかっている場合は、苦しくて動けないか、身体を休めて回復に専念する為、寝ている(横になっている)場合がほとんどです。
猫がいくらよく寝るとは言っても、食事もしないでずっと寝ていたり、呼吸が荒く苦しそうに寝ていたり、鳴いて何かを訴えているような場合には、猫に何らかの異変が起こっている、病気にかかっている可能性が大きい。
そういった寝方であるのならば、なるべく早く病院で診た貰うようにしてくださいね。
よく寝る猫は長生きする?
猫は睡眠の質がよければ(熟睡出来ていれば)長生きすると言われています。
つまり、深い眠りである状態で脳も身体も休ませるノンレム睡眠を、最低限3時間以上確保してやることが大切。
外猫、野良猫なんかは、家猫のように安全が確保されておらず必要なノンレム睡眠時間を確保出来ない為に、寿命が短くなる傾向にあると言われています。
猫にとって睡眠、深い眠りの状態(ノンレム睡眠)は、とても貴重で重要だということが分かります。
寝ている姿を見るとついつい撫でたりしてしまいがちですが、猫が熟睡してるなぁって感じたら、それはとても貴重な時間ですので、邪魔しないでそっと眠らせてあげてくださいね。
猫のいびき
猫のいびきのメカニズムは人間と一緒です。
空気が鼻や喉を通る際に、気道の流れが悪くなると振動して起こる音であり、猫の場合は鼻腔内が何らかの原因で狭められることでいびきをかきます。
いびきはレム睡眠、ノンレム睡眠ともに起こりうる現象です。
また、猫のいびきには注意が必要なものもあります。
基本的にスピー、スピーといった感じの高い音でしているいびきは問題はありません。
たまに音が大きくなったとしても、それが一時的であれば問題無しです。
それでは注意が必要ないびきとはどういったいびきになるのでしょうか。
注意すべき猫のいびき
- 今までしなかったのに突然いびきをしだした。
- 寝ている時に必ずいびきをしている。
- いびきにノイズ、雑音が混ざっている
- 起きている時にも呼吸がいびきと同じようなノイズを伴っている。
- 鼻水を伴っている場合や鼻が詰まった息苦しそうないびき音。
- 低い音で、ガー、ガーやグゴー、グゴーといった人間のようないびき。
特に、いびきに雑音が混ざっている、鼻が詰まったようないびき、人間のいびきのような低い音のいびき、には注意が必要です。
こういったいびきが、突然はじまった場合、寝ている時に必ずこういったいびきをかく場合には、以下のような病気が考えられます。
猫のいびきから考えられる病気
- 猫風邪
- 鼻炎
- 花粉症などアレルギー
- 肥満
- ウィルス性鼻気管炎
- 鼻腔内腫瘍
- 鼻腔狭窄
- 軟口蓋過長症
- 気管虚脱
- 心筋症
中には進行性の病気もあり、発見が遅れると重篤化してしまう場合も。
猫は話す事こそできませんが、日常的な生理現象などで、飼い主に異常をしらせてくれることが多々あります。
とにかく愛猫のいびき音に違和感を感じたら、たかがいびきだと侮らずに動物病院で診て貰っください。
何ともなかった時に、なんだよ何とも無いじゃねぇかよ!って思うこともあるかもしれませんが、何ともないに越したことはありませんし、それが安心にも繋がります。
まぁ、猫も病院に連れて行かれるのはストレスでしょうから、事ある毎に連れて行くかは悩みどころでもあるのですが、異常を感じたのなら、やはり診て貰った方が良いと思います。
睡眠中の猫の寝言や痙攣は浅い眠りで起こる
猫が夢を見て寝言を言っていたり、体の一部がピクピクと痙攣していたり、はたまた寝返りを繰り返すような眠り方は、爆睡していると勘違いしがち。
ですが、それらは身体は休めていても脳は活動しているのでレム睡眠状態、浅い眠りの状態であることが多いとされています。
猫の寝言
猫が寝ている時に、何やら一人でしゃべっている時があります。
フニャンニャンだとか、カッカッカッだとか、あるいはウ~と唸っていたり、シャーっと威嚇したり色々・・・で、驚いて猫を確認したら、ピクピクして寝ているっていうww
うん、猫も寝言を言うんです(笑)
さっきご飯食べたばかりでしょ!寝言は寝てから言え!ってヤツではなく、真の寝言です。
猫も夢を見ているんですねぇ。
夢は浅い眠りの時に見ることが多いとされ、また寝言がハッキリしているようなモノであればあるほど、熟睡しているとは言えません。
フミフミしながらゴロゴロというよな時は母猫などに甘えている夢を見ているのかもしれませんし、何かに怯えた感じの寝言を言っていると、大丈夫だよぉ僕はここに居るよぉって言ってやりたくなりますよねww
猫が寝ている時の痙攣(振戦)
寝ている時にピクピクと痙攣(厳密には振戦)しているような時がありますが、それは脳による筋肉への支配が一時的に解けてしまった為に起こる現象です。
これは猫あるあるでもありますので、心配する必要はありませんよ~。
うちの愛猫モコミミもしょっちゅう白目むいて(瞬膜むき出しで)ピクピクやってます(苦笑)
痙攣はレム睡眠中に起こるとされ、寝言と同様に痙攣している時も夢を見ている可能性があるとのことですので、やはり熟睡している状態ではありませんね。
ただし、痙攣しながら苦しそうに大きな声で鳴いたり、起こしても意識が戻らないような場合は、てんかんなど何らかの原因で痙攣発作を起こしている可能性もあるので注意してあげてください。
猫が熟睡している状態とは?
最後に、猫の深い眠りノンレム睡眠、熟睡状態とはどのような状態なのかというお話です。
ここまでお話してきましたように、猫に近寄ったり呼びかけたらすぐに起きてしまうような場合や尻尾で応じる場合、寝言や痙攣などをしている場合は、熟睡しているとは言えません。
いびきに関しても、レム睡眠、ノンレム睡眠ともに起こりうる現象ですので、いびきだけでは猫が熟睡しているかどうかを見分ける判断材料とはなりません。
では、どのような状態が猫が熟睡していると言えるのでしょうか。
それは、ひと言で言えば「無」です。
鳴くことも動くこともなく猫が微動だにせずに寝ている状態がノンレム睡眠(熟睡)状態となります。
呼びかけても反応せず微動だにしない状態で、え!?死んでるの!?って思うような状態。
これこそが猫の爆睡というヤツなのです。
いや、だからって心配で揺すって起こしちゃってはいけませんよ!
猫にとってノンレム睡眠の状態はとても貴重で重要な時間ですので、確認は息をしているかどうかで確認してくださいね。肺が動いていれば大丈夫ですから。
あまりそういった状態を見掛けないなぁって思う方もいるかもですが、上記しましたように猫がノンレム状態にあるのは一日24時間の中で約3時間程度なので、生活のタイミングがズレていると、なかなか見ることが出来ないかもしれませんね~。
ちなみに、猫が「スピー、スピー」といった高い音のいびきをしていても、呼びかけに反応せず微動だにしないような状態であれば、熟睡している可能性はあります。
猫の睡眠について、考察とまとめ
Twitterのフォロワーさんとの会話から調べてみた猫の睡眠、いびき、寝言についてだったのですが、けっこう面白かったです。
注意すべきいびきのようなちょっと笑えないものもありましたが、それもまた勉強になりました。
やはり猫の出すサインは様々なところに隠されているのですね。そういったサインを見逃さないようにしなくては(汗)
また、寝る子は育つならぬ、寝る子は生きる!だと言うことも分かりました。
猫が安心してしっかりと質の良い睡眠がとれる(熟睡できる)ように、猫が落ち着ける居場所をいっぱい作ってあげることも重要ですね。
そして、猫が寝ている時、モフりたい気持ちはぐっと堪えて、邪魔しないであげるのが一番です。
愛猫が気持ち良さそうに寝ている姿を見ると、こちらも幸せな気持ちにさせられますよね。
何か異変が無いかも確認しつつ、猫の寝姿をニヤニヤしながらそっと見守りましょう。
と言いつつ、ミミを起こしてしまった動画↓
睡眠の他に、猫に長生きしてもらう方法(コツと秘訣)はこちら↓
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