こんにちは!レウです。
毎月29日は肉の日・・・いいえ、肉球の日です!と猫(犬)好きならば言うはずですww
まぁ僕は肉も好きなので、肉の日も大切なんですがww
猫や犬を表す時なんかにも肉球マークはよく使われていますよね。
肉球マークが付いているだけで、つい目がいってしまう人、肉球マークのついている店を見付けると、つい入ってしまう人、物に肉球マークが付いているとつい買ってしまう人、そんな方々も多いかとww
猫の肉球は見ているだけでもほっこりしますし、プニプニしていてとても触り心地が良く、猫好き(動物好き)皆に愛されています。
猫が唯一汗をかく場所でもあるということは、猫と一緒に暮らしている方なら薄々気が付いているかと思います。
暑い日とか運動会したりすると、肉球がしっとりとしていることがあるかと思います。
当たり前のように存在するそんな猫の肉球にも、個体差があったり、猫にとって大切な役割(汗も然り)があるのです。
そんなこんなで、今回は猫の肉球について、その基本的な作りや役割、肉球の病気や怪我、そしてケア方法について調べてみました。
猫の肉球の基本情報
まず、猫の肉球ってどうなってるの?ってところから書いていきます。
肉球の名前
②掌球(前足)足底球(後ろ足):手の平、一番大きい。
③狼爪:親指で、基本的に前足にしかない。
④手根球:前足にのみ存在、下にある小さな骨を守る物らしい。
猫の指の数は、前足には5本の指があり、後ろ足には痕跡しかない親指を差し引いての4本となっています。っていうか、ほとんどの名称に球がついているところがなんか可愛いですよねww
で、指の数が普通よりも多い猫も存在するとのこと。
指の数の合計には色々とあって、ギネス記録となっているのはカナダに居る猫で、指の合計数がなんと28本(各7本)だそうですよ(汗)引っ掻かれたら大変なことになっちゃいそうですね(泣)
肉球の色
肉球は猫によって色が違って来ます。
代表的なのはピンクですが、黒だったり、乳白だったり、あずき色、または斑だったり色々。
肉球の色は毛の色によってある程度パターン化していて、薄い毛色の猫は肉球も淡い系の色、濃い毛色の猫は肉球も濃い系の色になります。
猫の肌とかもそうですよね。
うちのモコの場合だとグレーの毛の部分は肌もグレーだし、白い毛の部分は肌がピンクになっていまして、肉球もピンクとグレーの斑になっていますね。
肉球は脂肪
肉球の構造は、外側から角質の「表皮」、コラーゲンの「真皮」、そして最も内側が皮下脂肪の「皮下組織」となっているそうです。
猫の肉球は、人間の手の平の柔らかいところと同じ組織で来ているとのことで、肉球部分は皮膚が厚めに出来ており、摩耗しにくくなっていて、もし摩耗してもすぐに再生する仕組みになっているそうです。
見た目とは裏腹に肉球強し!
また、室内飼いの猫と外猫とでは肉球の硬さが違っている。
室内飼いの子はご存知のようにプニプニしているのですが、外猫の場合はアスファルトなど硬い地面を歩いたり走ったりするために鍛えられて硬くなっています。
爪もそうで、外猫の場合はそういった硬い地面で削られるので、爪研ぎのみでわざわざ爪を切る必要はないのです。
ちなみに、猫飼いの方々はご存知だと思いますが、猫の爪は肉球(指)を挟んで軽く押すことで表に出て来ます。爪切りする時に皆さんやられているかな。
猫の肉球の役割
次に、猫の肉球にはどういった役割について、猫の肉球の役割は主に下記の3つとなります。
肉球の汗はマーキングと滑り止め
冒頭にも書きましたように、猫の肉球の小さな窪みからは、僅かにですが汗が出ます。
猫の汗腺は唯一肉球にだけ存在しているのです。
皆さんも暑い日や猫が興奮した時に肉球を触ると、ほんのり湿っているのを感じたことがあるかと思います。
それは気のせいでもなんでもなく紛れもない汗なのです。
ですが、猫の場合、汗で体温調節するというわけではありません。肉球から出る汗だけで体温調節には対応できませんので・・・。
ゆえに、猫は寒さに弱いと思いがちですが、寒さよりもさらに暑さに弱く、夏場など熱中症には特に注意を払わなければならないのです。
では、なにゆえ肉球から汗をかくのか・・・。
猫の肉球には臭腺もあって匂いを分泌するのですが、それが汗と混じって、猫が歩きながらペタペタと自分の匂いを付けるマーキングの役割もあるのです。
肉球を含む猫の体、額、唇、顎の下、しっぽ、肉球、肛門と至る所に、匂いを発する臭腺があって、柱や飼い主の足にスリスリしたり、抱っこされたがるのもまたマーキングをしている場合があるんです。
さらに、汗を出すことによって滑り止めの役目も果たしてるとのこと。
まぁ、うちのモコミミは慌てた時とか、よくつるんと滑ってますけどもね・・・。
体温調節という意味では心もとない肉球の汗ですが、その他にも色々な役割があるんですね~。
肉球センサー
猫の肉球には多くの神経が通っておりとても感度がよくなっていて、その感触によって色々と判断しているようです。
地面の感触などを感じながら、歩ける場所を判断したり、猫パンチでちょいちょいと触って危険ではないか確認したりしています。
得体の知れない物に対して恐る恐る肉球チョンチョンやってますもんねww
感度が良いので、うちではモコミミの肉球をこちょこちょして楽しんでます。
そうすると、ぱぁっと指が開くのがまた可愛くてww
あれは気持ちが良い時にするものだと、どこかに書いてありましたが・・・だいたい怒られて終わりますorz
クッションと消音効果
猫は肉食動物であり狩りをする生き物です。
猫が狩りを行う際に、この柔らかく感度の良い肉球が役に立つというわけですね。
獲物を追いかける際、高低差のあるところから飛び降りる時に衝撃を吸収するクッションの役目と、獲物に悟られずに近づく消音効果があるのです。
知らないうちに、猫が後ろに居たり、足下に来ていたりすることが良く有るかと思います。
よって首輪の鈴なんかは、人間にとっては、猫がどこに居るのかを知る為でもあるのですが、猫にとっては「にゃんじゃこれぃ!バレるやにゃいかいっ!!」ってなもんなんですよねきっとww
猫と犬の肉球の違い
猫と犬の肉球は、まず触った感覚でちょっと違っていますよね。
猫の方が柔らかい感じがしますし、猫はツルツルしていて、犬はザラザラしている。
それはそもそも猫と犬とでは肉球の構造が違うからなのです。
猫の祖先は砂漠地帯に暮らしていたリビアヤマネコ、犬の祖先は寒冷地帯に暮らしていたハイイロオオカミとされていて、猫も犬も肉球はその頃のそれぞれの暮らしに適した構造になっています。
ここまでで書いて来ましたように、猫の肉球が感度抜群であるのに対して、犬の肉球は凸凹した「表皮乳頭」となっていて冷たい地面に直接触れないように出来ていて、足先の凍傷と低体温症を防ぐ役割の「動静脈吻合」という構造になっているそうですよ。
ってことで、雪が降ったら冷たさに強い肉球を持つ犬は庭を駆け回るんですねww
猫の肉球は冷たさも敏感に感じ取ってしまうのでコタツで丸くなっているとww
肉球の怪我や病気
猫の肉球関連の怪我や病気についてです。
怪我にしても病気にしても、放っておくと重症化して治療に時間がかかってしまうようなこともありますし、一部危険なものもありますので、早期発見、早期治療を心がけるようにしましょう。
外傷
ガラスの破片など尖った物を踏んでしまったり、猫同士のケンカ、摩擦による皮膚の剥がれ、爪の伸びすぎ、ムカデなどに刺された等々、怪我をしている場合には、当然のことながら肉球が赤く腫れていたり出血したりします。
軽度なものであれば、水で洗い流して清潔にし、猫用の消毒液があればそれで消毒してあげれば良いかと思います。
ちなみに人間用の消毒液は使わないようにした方が無難です。
また、傷口を舐めてしまわないようにエリザベスカラーなどをすると良いですね。
重度な傷の場合は、肉球は歩く際にどうしても地面に接することになり、なかなか傷がふさがらなず完治しづらくなってしまいます。
そこから細菌などが入り込んでしまわないように、早めに病院で適切な処置をしてもらってください。
肉球皮膚炎(形質細胞性足皮膚炎)
肉球自体の病気としては、肉球皮膚炎(形質細胞性足皮膚炎)という病気があります。
- 肉球の腫れやむくみ
- 肉球の潰瘍や化膿
- 痛みを伴い歩くのが困難(引きずって歩く)
何らかの原因で肉球が炎症を起こす病気なのですが・・・その原因は不明とのこと。
免疫系異常が関わっているとされ、猫白血病ウイルスや猫免疫不全ウイルス(猫エイズ)への感染が関係しているとも考えられてはいますが、今のところハッキリと原因は解明されてはいないようです。
初期症状としては、表面がうろこ状になりカサカサになるとのことですが、その時点では猫の行動に変化は見られず、なかなか肉球の異変に気づきにくい。
命に関わる病気ではありませんし、自然に治癒することもあるとか。
ですが、自然治癒するかもしれないと軽く見ていると、潰瘍を伴って出血、そこから感染症にかかってしまうおそれや、他の病気の可能性も捨てきれませんので、異変に気づいた時点で速やかに病院に連れて行ってあげてくださいね。
肉球皮膚炎以外だとしても、猫の肉球が腫れているのはもちろんのこと、白くなっていたり、長時間に渡り熱を持っていたり、はたまた逆に冷たくなっていたりする場合には注意が必要です。
白く(薄く)なっている場合には貧血、熱を持っている場合には発熱、肉球のみならず足全体(特に後ろ足)が冷たくなっている場合には心疾患が疑われるそうです。
放っておくと危険な場合もありますので、愛猫の肉球の様子がいつもと違う・・・と感じたのであれば、念のため病院で診て貰うようにしましょう。
猫の肉球(乾燥)ケア
肉球が乾燥しちゃうとカサカサになり、ひどい場合にはひび割れしてしまう場合もありますし、外を出歩く猫や老猫などは、肉球が硬くなる傾向にあります。
乾燥していたり硬かったりすると、上記したような猫の肉球の役割が発揮されにくくもなります。
そういった場合には、猫用の保湿クリーム(肉球クリーム)などを塗ったり、よくマッサージしてほぐしてあげると良いかと思います。
俗に言う?肉球マッサージというヤツです。
肉球マッサージ
肉球マッサージは特段難しくもなく、肉球を優しくニギニギと揉む、もしくはプニプニと押してやるだけでも構いませんww
そうすることで、肉球の血行を善くしてリンパの流れをよくしてくれますし、後ろ足であれば腎臓の働きにも効果があるとか無いとか(苦笑)
また、マッサージすることで、肉球チェックにもなりますからね。
上記しました肉球の怪我や病気は、早期発見が難しくもありますので、日ごろから肉球に触れておくと、異変にも気づきやすくなります。
さらには、猫が手足を触られることに慣れてきますので、爪を切る時の抵抗が和らぐという特典付きですww
ただ、過剰に嫌がる場合には、ストレスともなりますので、しつこく触るのはNG、嫌がった時にはすぐに中止してください。
猫は嫌なことは執拗に記憶しちゃいますので、無理矢理やろうとすると「嫌なこと」認定をされてしまい、今後何をするにも手を触らせてくれなくなる可能性もあります。特に爪切りに影響しちゃうので困りものです。
どうしても猫が手を触られるのを嫌がる場合には、寝ている時なんかにマッサージしてあげると良いですね。
そして、気持ち良いと感じてもらえるようにマッサージしてあげて、徐々に徐々に少しずつ時間をかけて慣れさせていきましょう。
肉球周りの毛の処理
猫種によって違いはありますが、あなたの愛猫の肉球から毛がはみ出していたりはしないでしょうか?
肉球周りの毛に関しては、切る人と切らない人といるようですが、ここまで読んでくださった方であればお分かりのように、猫の肉球は滑り止めや衝撃吸収の役割も果たしています。
ですが、肉球周りの毛が多くはみ出していると、その効果が得られないということになってしまうので、出来れば切って(整えて)あげた方が良いでしょう。
フローリングで滑っているのもよく見掛けますし、うちのモコミミも夏場に出すひんやりアルミプレート上だったりでツルツル滑っていたりします。
滑っている姿が可愛いとおっしゃる方の気持ちも分らんでもないのですが・・・確実に危険です。
猫はパニックなることもしばしばありますし、高い所から飛び降りて着地した時に滑ってしまっては、事故(怪我)に繋がりかねません。
爪切り同様に嫌がる子もいるとは思いますが、さきほども書きましたように、肉球マッサージなどで手足に触れられることに慣れさせた上でチャレンジしてみてください。
また、部分的にカット出来る動物用のバリカンなども売られているので、そういった物を使えば、ハサミよりも安全にカット出来ますよ。
猫の肉球について、考察とまとめ
柔らかくて、プニプニしてて、とても愛らしい猫の肉球ですが、様々な役割があることがわかりましたね!
無駄なものなんて無いってことでしょうか。そうやって思うと、ただダラダラしているように見える猫を見る目も、少し変わって来る気がします。
まぁ可愛けりゃなんでもいい気もせんでもないですがww
ただ、肉球の色がおかしいだとか、怪我をしているだとか、何らかの異常をきたしている場合には、ちゃんと動物病院で診て貰ってください。
そして、猫のチャームポイントでもあり、猫にとって大切な役割のある肉球ですので、マッサージなどでケアして大事にしてあげたいですね。
また、猫の肉球に関しては、ここで書いたこと以外でも、猫(の肉球)にも手相があって、その形によって性格が分かるって話もあるようです。
猫の手相には5種類の形があって、掌球の型によって「三つ葉型」「おにぎり型」「米つぶ型」「富士山型」「ロケット型」に分けられて、それぞれに性格があるそうなんですww
うちで言えば、モコは自分自身が一番と考える「富士山型」で、ミミは好奇心旺盛らしい「ロケット型」になるのかなww
興味があれば色々と調べてみると面白いかもしれませんよ~。
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