【猫の口内炎】はちみつが効く?乳酸菌が効く?きえーるが効く!?

口の中と聞いてきょとんとする体の愛猫ミミ

こんにちは!レウです。

口内炎って嫌ですよね・・・口の中の違和感もあるし、食事するにも痛みを感じたり、味わうどころでは無くなってしまいますからねorz

猫も同じように口内炎ができてしまうことがあるんです。

人間の場合は「あ、また出来たか・・・」ぐらいで済むかもしれませんが、猫の場合はそう簡単ではありません。

人間のポツポツしたようなものとは違い、猫の場合は口の中で炎症が広範囲に広がり、猫は食欲がなくなり衰弱してしまうおそれがあったり、自然治癒も難しい・・・。

猫の口内炎は人間目線では計り知れないのです。

この記事では、猫の口内炎について、症状や原因、治療方法、予防するためにはどうすれば良いのか、といったことを書いていきます

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猫の口内炎の症状

口を開くことを拒否する体の愛猫ミミ

猫の口内炎とは、口の中にある粘膜が炎症を起こした状態のことです。

冒頭にも書きましたように猫の口内炎は、人間のそれとは異なり、歯茎や舌など口の中が広範囲に渡って赤く腫れます

重傷化すると、口の中いっぱいに腫れ上がり、ただれた様な酷い状態となってしまいます。

そして、口の中が引き裂かれたような激痛を伴うため、食べたくても痛みで食べられず、食欲不振を起こしてしまう。

そうなってしまうと猫は衰弱していき、そのまま放置してしまうと死に至る危険もあるというわけです・・・。

猫の口内炎には、「系統性口内炎」と「潰瘍性口内炎」とがあります。

「系統性口内炎」は他の病気に伴う一時的な口内炎。

「潰瘍性口内炎」は原因不明で慢性的(生涯付き合っていく可能性もある)、そして文字通り潰瘍(粘膜の深部にまで及ぶ組織の欠損)を伴います。

ちなみに「潰瘍性口内炎」は、「再発性口腔潰瘍」、「歯周口内炎」、「特発性口内炎」「慢性潰瘍性歯周口内炎」、「リンパ球性形質細胞性口内炎」、「歯肉口内咽頭炎症候群」等々と様々な病名に分かれているようです。

ただ、いずれも共通する特徴は、原因不明、慢性的、潰瘍を伴っているといったところになります。

猫の口内炎、「系統性口内炎」と「潰瘍性口内炎」に共通する症状は以下の通り。

  • 口臭がきつくなる
  • 痛みがある為、食べるのが遅い、または食べない
  • 水をあまり飲まなくなる
  • 口が開き大量のよだれが出る
  • 口を気にする(ぺちゃぺちゃ鳴らす)
  • あまり毛繕いをしなくなる
  • 口内が腫れている
  • 元気がなくなる

なかなか猫の口の中を見るようなことはありませんので、猫の口内炎は軽度な症状だと気付いてあげられにくい病気でもあります。

愛猫に上記のような症状が見られた場合には、口内炎を疑って、口の中の様子を確認してみてください。

猫の食欲が減退していたり、やたら口を気にしてぺちゃぺちゃ鳴らしているなど、いつもと猫の様子が違うと感じたら、口内炎や歯周病といった口内トラブルが起こっているかもしれません。

口を開けられるのを嫌がる猫であれば、あくびをした時がチャンスかもしれませんね(汗)

どんな病気もそうなんですが、早期に発見出来れば治療もしやすくなりますし、重傷化してしまうのを防いであげることが出来ます。

猫の口内炎の原因

口を固く閉じて梃子でも開こうとしない体の愛猫ミミ

猫の口内炎は、何らかの病気を伴っている場合も多いので、注意が必要です。

先ほども書きましたように、猫の口内炎には「系統性口内炎」と「潰瘍性口内炎」とがあり、それぞれの原因は以下のようになります。

系統性口内炎

系統性口内炎は主に病気や病気に伴う免疫力の低下が原因となる口内炎です。

[口内炎を引き起こす病気]

  • ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルス)
  • カリシウイルス
  • 猫エイズウイルス
  • 猫白血病ウイルス
  • 糖尿病
  • 腎臓病

[その他]

  • ビタミン不足
  • 疲労・栄養不足
  • 免疫力の低下
  • 抗生物質の副作用

口内炎が他の猫にうつるのを心配される方がいますが、口内炎がうつるというよりも、口内炎の原因が感染症であった場合は、その感染症が他の猫にうつるということは当然あります。

猫の口内炎は、そういった病気が原因である可能性もありますので、たかが口内炎と人間目線で考えず、口内炎に気付いたらちゃんと病院で診て貰い、感染症の検査なども行なって貰うと良いかと思います。

また、猫エイズキャリアの猫の場合、エイズ発症期のエイズ関連症候群期(ARC期)に口内炎はよく見られる症状だそうです。

猫エイズが発症してしまっても、まだこの段階であれば、適切な治療を行うことで1年以上延命させられる可能性もあるとのこと。

猫エイズキャリアの猫で口内炎が疑われる場合には、すぐにでも病院に連れて行って診て貰い、獣医さんの指示に従うようにしましょう。

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潰瘍性口内炎

猫にとって厄介なのがこちらの潰瘍性口内炎となります。

栄養不足、免疫の低下、代謝異常、感染症などが原因ではないかと考えられていますが、はっきりと解明されているわけではなく原因が分らない場合が多いのです。

原因が掴めないと治療が困難になりますので非常に厄介です。

ただ、歯に付着した細菌が集まって出来る歯垢が原因となる歯肉炎、つまり歯周病から口内炎になる場合が多いと言われています。

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誤飲などによる外傷

猫の口内炎は口の中に傷ができてしまったことが原因となる場合もあります。

  • 口の中に鋭利なものが突き刺ささる
  • コードなどを噛んだことによる感電
  • 洗剤など刺激の強いものを口にする
  • 歯の欠損
  • 自ら口の中を噛んでしまう

これらはごく一部ですがこういったことが原因となり、口の中に炎症が起きたり、傷に細菌が入り込んで口内炎を引き起こしてしまう場合があります。

猫を飼うにあたって誤飲・誤食は、身近に起こりやすい大変危険な事故ですので、日頃から注意するように心がけましょう。

猫の口内炎の治療方法

あくびして口を開く愛猫モコ

人間の場合は口内炎が出来ても自然治癒することもあるかもしれません。

ですが、猫の口内炎は他の病気が原因の場合も多いので、自然に治るということはあまりなく、治りにくい上に再発もしやすい

猫の口内炎は人間目線ではなく、気付いた時点で病院で診て貰い、しっかりと治療してあげてください。

猫の口内炎の治療方法としては、他の病気が原因となる系統性口内炎であれば、血液検査を行ないその病気を特定、抗生物質を投与するなどして基礎疾患の治療が優先されます。

原因となる病気が完治すれば、口内炎は自然に治っていきます。

また、原因の特定が難しい潰瘍性口内炎の場合は、先ほど書きましたように歯周病から口内炎が引き起こされている場合が多いので、口内洗浄や消毒をし、歯垢や歯石を取り除きます

また症状によっては抗生剤、抗炎症剤、ステロイド剤などが使われ、症状が酷い場合にはレーザー治療法で患部を切除することもあるとのこと。

欠損した歯が、口の中の粘膜を傷つけている時には、抜歯を行なうこともあり、全抜歯ともなると大掛かりな手術となります。

歯を抜いてしまうとその後の食事とかどうするんだよ!とかって思うかもですが・・・。

基本的に猫は食べ物を丸呑みする動物ですので、抜歯後の食事に関しては、術後しばらくはチューブから強制給餌する形となり、状態が落ち着いたら小粒のフードを与えればちゃんと食べられるようになります。

歯を抜くことで細菌の繁殖しにくくなり、口内炎は改善していきます。

ただ、抜歯は麻酔を使う場合もあり、猫にとっては危険や負担が伴いますので、どういった治療を行なうのか獣医さんとしっかりと相談しましょう。

うちのモコもてんかん発作の件で一度だけ全身麻酔をしたことがありましたが、目が覚めるまでずっと心配していましたからね・・・。

猫の口内炎に効くと噂のハチミツや乳酸菌そして「きえーる」

ハチミツやきえーると聞いて不安に感じる体の愛猫ミミ

口内炎について色々と調べていると出て来るのが、ハチミツと「きえーる」という消臭液の話。

どちらも完全に初耳・・・ハチミツはともかく、え!?消臭液!?って感じでした(汗)

そこでちょこっと調べてみることにしました。

結論から言いますと、どちらも個体差はあるものの、猫の口内炎には一定の効果が期待出来るようです。

ただし、どちらにも言えることですが、自己判断で与えるようなことはせず、使う前に必ず獣医師さんと相談するようにした方が良いと思います。

猫の口内炎にハチミツ(マヌカハニー)が効く?

まず、猫にハチミツと与えても良いのかどうかで言えば、適量であれば猫に与えても特に害はありません

ハチミツには、ビタミン類やミネラルが含まれ、抗菌・殺菌・抗酸化作用・抗炎作用があり、口内炎の痛みを抑える効果があるそうです。

ビタミン不足が原因となる口内炎や腎不全が原因の口内炎にも効果があると言われています。

ハチミツの中でも「マヌカハニー」という高級なハチミツが良いそうですね。

「マヌカハニー」には、普通のハチミツよりも抗菌・殺菌・抗酸化作用がピロリ菌をも死滅させるほどに強く、そのくせ副作用も無く口内炎の症状を緩和する効果が期待でき、猫の口内炎治療に使われることもあるとのこと。

ハチミツの与え方としては、少量のハチミツを上顎または口のまわりに塗り、猫自身で舐め取らせる方法が良いそうです。

 
ハチミツの扱いには色々と注意が必要。

与えすぎてしまうと、カロリーや糖分過多となってしまいますので、糖尿病を患っていたり、肥満の猫には不向き

また、ハチミツは粘り気が多いですので、一度に多く与えると喉に詰まらせてしまうおそれもある

さらに、ハチミツには中毒症状を起こしてしまうボツリヌス菌がごく希に潜んでいる可能性もあり、子猫や弱っている猫にも与えるべきではありません

ハチミツは栄養満点であるだけに、口内炎によって食欲不振に陥っている場合には良いのですが、キャットフードを普通に食べているような状況で与えるとカロリーやミネラルの摂り過ぎとなる可能性もありますので注意が必要かと思います。

 
猫の口内炎に効果のあるハチミツですが、その扱いには注意すべきことも多いので、猫にハチミツを与える場合には必ず獣医さんと相談するようにしましょう

そして猫にハチミツを与える時は、与え過ぎに注意しながら少しずつ少しずつ与え、口にした後には猫の様子をしっかりと見守り、何か異変があればすぐに病院に連れて行ってあげてください。

猫の口内炎に乳酸菌が効く?

乳酸菌と言えば、お腹(腸内)の「悪玉菌」の繁殖を抑え「善玉菌」が増えやすい状態にして、腸内環境の健康を維持する・・・という認識の方が大半だと思います。

しかしながら、実は腸内細菌だけではなく口内細菌にも「悪玉菌」と「善玉菌」が存在します。

猫の口腔内で「悪玉菌」が増えてしまうと口臭の原因となったり、歯周病や口内炎を引き起こしやすい環境になってしまうそうです。

つまり、口内炎を起こしている状態は、口内で「悪玉菌」の勢力が拡大している状態とも言えます。

そこで、乳酸菌が腸内環境の健康を維持する仕組みと同様に、腔内環境にて「悪玉菌」の繁殖を抑えることで、口臭を抑え、口内炎にも効果があるのではないか?というワケなのです。

ただ、そう囁かれているだけであり、その効果は医学的には解明されているわけではなく、残念ながらあくまでも噂レベルにとどまってしまいます。

乳酸菌を摂取するのにまず頭に浮かぶのは、やっぱヨーグルトかな?

ヨーグルトを与える場合には、高カロリー・高脂肪の物は肥満の原因になってしまいますので、無糖で低脂肪のヨーグルトを選ぶようにしましょう。

ヨーグルトの場合は、下痢を起こしたりもしちゃたりもしますので、与えすぎには注意が必要となってきます。

あと乳酸菌と言えばサプリメントですね。

猫の口内炎に・・・と言うのであれば、デンタルケアや口腔内ケア、口臭対策に秀でた物にすると良いかと思います。

噂の域を脱していないとは言え、乳酸菌を摂る事自体は腸内環境の改善など猫にとっても悪い話ではないので、口内炎の改善目的としてはダメ元でも、一度試してみるのは良いかもしれません。

猫の口内炎に消臭液「きえーる」が効く?

これを取り上げるべきか正直悩みました。

だって、言うても消臭液として売られているものなので・・・。

ですが、ブログや商品の口コミなどを見てみると、消臭液「きえーる」を与えてみたら口内炎の症状が改善されたという報告がいくつも上がっていました。

もちろん個体差はあるようですが・・・。

参考までに一部口コミを載せておきます。

どうして治るのか(Amazon)

Amazonの評価に期待した訳でもなく 正直ダメ元ぐらいの気持ちで購入しました

“数万円かかる抜歯や一回4千円のステロイドに比べれば安いもの”だと半信半疑のまま使用すると あっけなく症状が治まってしまいました

不思議ですよね 消臭剤ですよ 狐につままれたとはこのことです

口内環境を変えるからということなのでしょうが拍子抜けしました あんなに苦しんだのにもっと早く知っていれば他の猫も助けてあげられた…という一点だけが悔やまれます

合わない個体もいるのかも知れませんが我が家では数匹の猫が問題無く改善しています

というわけで愛猫家の皆さんや猫ちゃん達の為に初めてレビューを書くことにしたのです

飲み水に一吹きすればOK 濡らした手で撫でてやると毛づくろいの時に舐めて効きます

Amazonとレビューにも心から感謝します

万策尽きて途方にくれながらAmazon検索に“ネコ 口内炎”と打ち込んだのです

見つけた時には我が目を疑いましたが今では人生で三指に入るナイス判断だったと確信しています

レビューが無ければ決して発見することはなかったでしょう 本当にありがとうございました

びっくりです。(Amazon)

効いていると思います。

15才の猫に使ってみました。口内炎、歯肉炎(病院も激しく嫌がるのではっきり診断出来ていませんが、恐らく…)で、口臭やよだれももひどくてかわいそうでしたが、口臭が激減。

少し前から某炎症作用があるというハチミツを食べさせてはいましたが、こちらをプラスして使いはじめてから数日でぐっと効果が。

病気を治すことは無理でも少しでも食事が楽になればと思っていましたが、排泄も(大きい方)少し楽になったみたいです。

口に直接(嫌がりますが…)と飲み水、エサにスプレーしています。

凄いです!(Amazon)

我が家に16歳のネコがおります。

口内炎がひどく、病院で2ヶ月に一度痛み止めを打ち続けてもらっていました。

いつかは、効かなくなると聞いていたので、ネットで調べてみたら、きえーるを見つけました。

半信半疑で使ってみた所、口の中がだいぶ綺麗になり、食欲も大勢です。おそらく4ヶ月位、病院の痛み止めを打ってません。

きえーるって凄いです!是非、みなさんにお勧めしたく、レビューを書きました!

可もなく不可もなく

レビューを読んで、軽い口内炎やあごニキビなどに効果があればと思いましたが、特に変化は感じませんでした。

消臭能力はやはり専用の消臭スプレーには劣るように感じます。

少し割高だし殺菌性能などもないようなのでトイレにはやはりペット専用の消臭スプレーを使い、こちらはいずれ口内炎などひどくなればまた購入してみたいと思います。

気をつけて欲しい

軽度の口内炎の猫につかったところ、日に日に悪化し、たんこぶじいさんのように歯茎が2cmぐらいボッコリ腫れて、とんでもなく痛々しい姿になってしまいました。

飲料水に少量混ぜたり、口元にかけて飲ませたりしましたが、使い始めてから口周りが腫れて膿んでしまい、4日後には酸っぱい臭いのヨダレが止まらず、とても可哀相な有様になってしまいました。

良くなるという書き込みが大半だったので期待していたのですが、まさかの逆効果で後悔と猫に申し訳ない気持ちしかありません。

口内バランスが崩れる事でこうなる事もあるという事を知ってもらい、慎重に使って頂きたいと思います。

ウチの猫のようなレビューが1つもないのが不思議でなりませんし、メーカーは口内炎に効くとは一切言っておりません。

といった感じとなっています。

猫の口内炎への効果は、どうやらあるユーザーさんが口内炎の猫に与えてみたところ、何故か症状が改善されたとのことで、ネットで一気に広まっていったようですね。

もちろん消臭液として売られているものですので、「きえーる」を販売している環境ダイゼンの商品説明も以下の通りです。

天然成分100% バイオ消臭スプレー きえ~る ペット用

ペットが飲んでもOK!すっきり消臭 

ペットの飲み水または餌に本品を与えることで、善玉菌の力で悪臭発生菌を腸内で減らし、ふん尿臭を減らすことができます。

本品は乳酸菌、酵母菌などの有用微生物群を特殊な方法で培養。

生産されたバイオエキス(酵素)は悪臭を発生させる有害な菌を減らし有用な菌を増殖させる抗菌活性力に優れており、腐敗系の悪臭に反応・分解・消臭します。

「きえ~る ペット用」の使用方法は以下の通り(猫に関係するところのみ抜粋)。

  • ペットの飲み水または餌に混ぜてお使いください。一日の給与量の目安は(大型犬・中型犬2~3cc、小型犬・猫1~2cc小型ペット0.3~1cc)トリガースプレー280mlはスプレー1回で約1ccです。※給与量が多いと便が柔らかくなることがあります。その場合には使用量を減らしてください。
  • 犬や猫のペットのふん尿には直接スプレーするか、またはふん尿をふき取った後のトイレにスプレーして下さい。
  • 食ふんの後やウンチの後などには口の中・口周りの毛・肛門にスプレーしてください。
  • 体毛に付着した異臭には、スプレー後、ブラッシングすれば消臭プラス毛づやも良くなります。

猫の口内炎への効果について問い合わせも多いらしいですが、環境ダイゼンとしては、

口内炎への効果を期待するのは、この製品の本来の用途とは違っていて、あくまでも消臭液であり薬ではないため、口内炎への効果については自己責任でお願いします。

としているようです。

また「用途以外には使用しないでください。」ともあります。

猫の口内炎への効果については体験談のみであり、その根拠も乏しく裏技のような感じ。

また、口コミには効果が無い、逆に症状が悪化したというものもありましたので、あくまでも自己責任となります。

それでも効果があるという声が上がっているのも事実。

「きえーる」は猫や犬などペットに飲ませても問題無いとのことなので、自己責任とはなりますが、様々な治療を施して口内炎が改善せず藁をも掴む気持ちなら、試してみるのはアリなのかもしれません。

ちなみに「きえーる」には様々な種類があるようですが、猫に試してみるであれば、必ず「きえ~る ペット用」を使うようにしましょう。

心配であれば一度「きえーる」を持って病院に行き、口内炎の猫に与えても問題ないのか聞いてみるとよいかもしれませんね。

そして、ハチミツ同様に、与えてみて猫に何らかの異常が起こった場合は、すぐに使用を中止し、病院で診て貰うようにしてください

個人的には「きえーる」を使う場合、そういった事態も考慮してあらかじめ獣医さんに相談しておくのが一番良いのかなぁって思います。

猫の口内炎を予防するには

歯磨きと聞いてイカ耳状態になり警戒すしている体の愛猫モコ

猫の口内炎(潰瘍性口内炎)は原因がハッキリとしない病気でもあり、病気など様々な要因が絡んで発症している病気だと言われていますので、これといった予防方法は確立されていないのが現状のようです。

ですが、その原因と考えられるものはあるので、そこを一つずつでも潰していくことが大切だと言われています。

歯磨き

原因不明の猫の口内炎の中でも、歯周病から口内炎へと発展するパターンが多いとされ、治療でも歯周病の原因となる歯垢や歯石の除去が行なわれます。

ゆえに、猫の歯周病を予防してあげることが、猫の口内炎への予防へと繋がります

ではどうすれば、歯周病を予防出来るのかと言えば、人間と同じく猫にも口腔内ケア、つまり歯磨きをしてあげることです。

猫によっては嫌がるとは思いますが、徐々に慣れさせて歯磨きをしてあげましょう。

理想は1日1回ですが、歯垢が歯石へと変わってしまう期間内、2~3日に一回ぐらい行えれば良いでしょう。

定期的に歯磨きをすることで、普段あまりチェックしていない猫の口の中に異常が起こっていないか確認することも出来ますしね。

歯磨きが難しいという場合には、歯ブラシ以外にも補助やサポートアイテムも販売されているので、探してみると良いかも知れません。あくまでもサポート扱いとはなってしまいますが、効果が無いわけではありませんので。

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ウイルス対策

何らかの病気に伴って発症する口内炎への対策となります。

ヘルペスウイルス、カリシウイルス、猫エイズウイルス、猫白血病ウイルスといった具合に、口内炎を伴う病気にはウイルス感染症が多く見られますので、そのウイルスへの対策をする必要があります。

ウイルス感染症を防ぐには、ワクチン接種、完全室内飼い、免疫力を維持することが重要となります。

ワクチン接種

ウイルス感染症を予防、または発症しても症状を和らげてくれるワクチン接種。

猫のワクチン接種には、3種混合、4種混合、5種混合、7種混合、単独の猫エイズワクチンと対象となるウイルスによっていくつか種類がります。

たとえ完全室内飼いをしていたとしても、空気・飛沫感染するものもあるため、ワクチン接種は行なっておいた方が良いでしょう。

完全室内飼いであれば、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症に対応した3種混合ワクチン。

外にも出掛ける猫であれば、4種混合~7種混合、そして猫エイズワクチンを接種すると良いですね。

分らない場合には獣医さんと相談して、愛猫に合ったワクチン接種を選択するようにしましょう。

【猫のくしゃみ・鼻水】猫風邪や鼻炎の可能性も…善し悪しの見分け方
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完全室内飼い

最近では様々なところで推奨されているので、猫を完全室内飼いしている方は多いと思います。

猫のウイルス感染症を防ぐには、もしかしたら最も重要なのではないかと思うのが猫の完全室内飼いです。

個人的にはワクチン接種よりも重要なのではないかと思っているぐらい(あくまでも個人的に)。

上記ワクチン接種のところでも書いたように、完全室内飼いにしたからと言ってウイルス感染を完全に防げるわけではありませんし、飼い主も外出した際には手洗いなど対策が求められますが、家猫と外猫ではウイルス感染への危険性が格段に違います。

また、ノミなどの寄生虫、交通事故、迷子(連れ去り)、誤飲誤食に至るまで、猫が外に出れば多くの危険に晒されることになってしまう。

事実、家猫と外猫では平均寿命の長さにも差が出ています。

自由奔放な猫なのだから自由に外を歩かせてやりたいと思う気持ちも分るのですが、色々と工夫してあげれば室内という限定的なスペースでも十分に猫は満足することが出来るのです。

それぞれの生活環境、猫との関係があるので、押しつけることはしたくありませんが、ウイルス感染をはじめ様々な危険から猫を守るためには完全室内飼いにする方が良いかと思います。

【猫の室内飼い】室内飼いはかわいそう?ストレス?ケージ飼いはあり?
猫を閉じ込めるのはストレス過多となり、かわいそうだと思うかもしれませんが、猫を飼う場合には「完全室内飼い」が推奨されています。「室内飼い」と「外飼い」の平均寿命、外飼いの危険性、室内飼いのメリット、室内におけるケージ飼いについて書いてみます。

免疫力の維持

免疫力は体外から侵入したウイルスや細菌など有害となる異物を攻撃・排除し、様々な病気から猫を守ってくれる自己防衛システムです。

ウイルス感染症は免疫力の低下によって発症しやすくなりますし、病気にかかると免疫力が低下してしまいがちで、そういった時に口内炎も起こりやすくなってしまいます。

また、高齢な猫ほど口内炎にかかりやすいとも言われ、猫も年を重ねれば免疫力が低下していきますので、それが一つの要因ともなっているのかもしれません。

免疫力を高めるだとか維持するだとか言われても、人間でもあまりピンときませんが、猫の免疫力を維持させるには、無添加で消化吸収の良い食事、腸内環境の健康維持、過剰に増加した活性酸素、ストレスに注意をすると良いでしょう。

【猫の免疫力】猫風邪や癌など病気予防に!猫の免疫力を高める方法!
免疫力は、猫を猫風邪など感染症から癌まで様々な病気から守る。免疫力アップは猫に長生きしてもらうには必須。その免疫力が弱いとどうなるのか、低下の原因は何なのか、免疫力を上げるにはどうすれば良いのかなど、猫の免疫力を高める方法を書いています。

誤飲・誤食対策

外傷、猫の口の中が傷つくことで起こる口内炎への対策となりますね。

猫が誤飲・誤食してしまうという事故はけっこう多い。皆さんもヒヤッとしたことがあるのではないでしょうか?

硬く尖った魚や鳥の骨、ガラスの破片、針、つまようじ、電気コード、洗剤などを猫が口にしてしまうことで、口の中に傷が出来たり刺激を受けて、口内炎へと繋がってしまうおそれがあります。

どれも身近に存在するものばかりですね。

日頃から部屋の掃除や整理整頓をしっかりと行ない、たとえ猫のおもちゃであっても猫が口にしてしまいそうな小さな物は、猫の手の届かないところへ移しましょう。

洗剤の液体や粉などが床にこぼれていると、猫が踏んだり体に付着さえ毛繕いした時に口に入ってしまうようなこともありますので、しっかりと掃除しましょう。食べこぼしやガラスなどを割ってしまった時も同様です。

電気コードは、万が一猫が噛んでしまっても良いように保護しておくか、感電しないようにこまめにコンセントを抜くようにすると良いですね。

猫の誤飲・誤食も怖いのは口内炎だけではありませんし、身近で起こる危険な事故ですので、しっかりと対策をするようにしましょう。

【猫の誤飲・誤食】元気でも危険!症状や応急処置でしてはいけない事
猫が紐やビニール、おもちゃなど食べてはいけない物を呑み込んでしまう最も身近で起こり危険度の高い事故、猫の誤飲と誤食。もしも誤飲した猫が何事もなく元気だとしてしも注意が必要。そんな猫の誤飲・誤食の症状、応急処置とタブー、治療や予防方法です。

猫の口内炎について、考察とまとめ

口内炎になってご飯が食べられなくなるのを嫌がり凹む体の愛猫モコ

猫の口内炎について、症状や原因、治療方法、考えられる予防策を書いてみました。

猫の口内炎は人間のそれとは違います。

見た目も酷く痛みも激しい、そして原因にもよるけど自然に治癒させるのは難しく再発もするので、猫の口内炎の方がより大変なのです。

猫の口の中をチェックすることはあまりないので発見も遅れがち・・・ゆえに食欲不振などなんらかの症状が見られてやっと猫が口内炎になっていると気付くことの方が多いと思います。

早く気付いてあげる為にも、猫に歯磨きをすることが重要となって来ます。

口内炎に繋がる歯周病を予防するために、日頃から定期的に歯磨きをすることで、予防はもちろんのこと、猫の口内をチェックすることが出来るので一石二鳥です。

言うは易しで、猫によっては歯磨きをするのは根気もいりますし、かなり大変だとは思います。うちもなかなか・・・。

どうしても出来ないようであれば、歯磨きの補助やサポートとなるアイテムを使用したり、獣医さんに相談したりしてみましょう。病院によっては歯科検診を行なっているところもありますので、受けてみるのも良いかもしれません。

猫の保険・病気・怪我
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この記事を書いた人
レウ

35年間猫と暮らし、今現在2匹の猫と暮らす猫バカ。地図会社、印刷会社、システム会社を経て、物作りの楽しさを知りブログを書き始める。猫を長生きさせることを目標とし猫ブログを立ち上げ、愛猫たちの出来事、猫に関する役立つ情報など、経験した事も交えながら、飼い主目線で記事を書いてます。猫以外では映画やゲームが好きなインドア派。

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