猫に必要な5つの栄養素、年齢別(子猫・成猫・高齢猫)で必要な栄養とは?

愛猫モコの子猫期・成猫期・シニア期

こんにちは!レウです。

雑食の人間や犬と、肉食の猫とでは必要な栄養素が違い、また、子猫、成猫、高齢猫、それぞれの年齢(時期)別によっても必要な栄養素は違って来ます。

キャットフードもそれぞれ年齢別(ライフステージ)によって別れていたり、または全年齢対応(オールステージ)のキャットフードがあったりしますよね。

この記事では、全年齢に共通して猫に必要な5つの栄養素、そして子猫、成猫、高齢猫と年齢別に必要な栄養素とは何なのか、また、それぞれキャットフードはどういったものが適しているのかを調べてみました。

※キャットフードは毎日の食事によって必要な栄養を補給し、猫の健康を維持するものであり、疾病の治療や予防を目的とする効能効果を期待するものではありません。

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猫に必要とされる5つの栄養素

五大栄養素について考える体の愛猫モコ

まずは全年齢共通で猫に必要とされる栄養素についてです。

人間の6大栄養素と言えば、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・水(or食物繊維)ですが、猫の場合はそこからあまり重要ではない炭水化物を省いて、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・水といった5大栄養素が必要となります。

炭水化物も完全に無用というわけではありませんが、猫にとっては消化吸収しづらく、消化不良を起こす可能性もあり、あまり必要とはされていません。

猫に必要とされる5つの栄養素、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・水について、それぞれ見ていきます。

タンパク質

肉食動物である猫にとっては、炭水化物よりもタンパク質が重要。タンパク質から分解されるアミノ酸によって猫の筋肉など体内組織が形成される為、動物性タンパク質(植物性タンパク質ではなく)が最も重要な栄養素となります。

猫には、タウリン、アルギニン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リシン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、トレオニン(スレオニン)、バリンといった11種類の必須アミノ酸と、チロシン、システインという2種類の準必須アミノ酸が必要。

この中でも特に大切なのはタウリンとアルギニンです。

タウリンが不足すると心機能の低下、生殖機能障害、網膜異常(網膜萎縮)によって失明してしまう恐れがあり、アルギニンが不足するとアンモニアを上手く尿に変換出来ず高アンモニア血症を引き起こしてしまい、長期に渡ると白内障を進行させてしまう傾向にあるとのこと。

脂質

脂質はエネルギー源となりますので猫にとって無くてはならない栄養素ではあるものの、ご存知のように摂り過ぎると肥満の原因、肥満は様々な病気を呼び寄せる為、過剰摂取はよくありません。猫の年齢や状態に応じて与える量を調整しましょう。

必須脂肪酸は、アラキドン酸、リノール酸、αリノレン酸、DHA、EPAといったもの。

ん?って思うかもですが、オメガ6脂肪酸(アラキドン酸、リノール酸)とオメガ3脂肪酸(αリノレン酸、DHA、EPA)と言えば、あ!って思われるかと。

ビタミン

ビタミンは、体の調子を整えたり種類によって様々な効果が期待出来る栄養素で、多すぎても少なすぎてもダメ、バランス良く摂取することが望まれます。

ビタミンには、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがあり、「脂溶性」は蓄積されるので過剰に摂るとダメ、「水溶性」は摂取しても尿と一緒に排出されるので、例え過剰に摂取したとしても問題ありません。

[脂溶性ビタミン]過剰摂取注意!

  • ビタミンA:視覚機能、皮膚、毛並、粘膜をサポート。
  • ビタミンD:カルシウムの吸収、骨をサポート。
  • ビタミンE:抗酸化作用、活性酸素の除去、動脈硬化を防ぐ。
  • ビタミンK:血液凝固回避、骨のタンパク質に作用。
[水溶性ビタミン]

  • ビタミンB1:炭水化物の代謝、エネルギーに変換。心臓の機能サポート
  • ビタミンB2:炭水化物、たんぱく質、脂肪の分解をサポート
  • ビタミンB6:アミノ酸を合成や分解する酵素のサポート
  • ビタミンB12:ヘモグロビン生成、アミノ酸の合成や分解をサポート
  • パントテン酸:皮膚、粘膜をサポート
  • ビタミンC:コラーゲンの合成、骨の形成をサポート
  • ビタミンM(葉酸):ヘモグロビン、DNAの生成

ミネラル

ミネラルは猫にとって必要不可欠な栄養素なのですが、とても扱いの難しい存在でもあります。

ビタミン同様に多すぎても少なすぎてもダメだし、各ミネラルとの割合、バランスが重要になってくるのです。

猫に必要なミネラルは、鉄・カルシウム・マグネシウム・カリウム・亜鉛・リン・ナトリウム・ヨウ素。

あとはですね。

猫の先祖は砂漠に住んでいたので、あまり水を飲まなくても問題の無い体質になってしまっています。飲まなくても耐えることが出来たり、おしっこも水分をあまり使わないようにと数を減らし一度に凝縮された濃いおしっこをします。

ですが、そのことが脱水症状へと繋がったり、尿石など泌尿器系の病気にかかりやすくしていたりするので、ドライフードを食べるようになった現代猫には特に、水分補給が重要となるのです。

ウェットフードであればある程度の水分補給も可能ですが、ドライフードではとてもじゃないけど猫が必要とする水分は補給できませんので、いつでも飲めるように新鮮な水を用意してあげることが重要となります。

【猫と水】水道水で大丈夫?猫が水を飲まない?猫に水を飲ませる方法
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また、人間の6大栄養素では、水もしくは食物繊維となっているのですが、猫にとって食物繊維は必要なのでしょうか?

猫は肉食動物ですので、植物および食物繊維の消化を得意とはしていませんが、猫にもある程度は食物繊維をを摂らせる必要があります。

食物繊維を全く摂らないでいると、便秘になったり、毛玉を上手く排出できなかったり、腸内環境を悪化させてしまいかねません。

食物繊維には不溶性と水溶性があり、食物繊維の消化を苦手とする猫には、水溶性食物繊維の割合が多い方が良いでしょう。

ゆえにキャットフードの成分表にある粗繊維の数値では、そこまで判断が出来ませんので、どういった食材が使われているのかもちゃんと確認した方が良いですね。

【猫と食物繊維】粗繊維だけで判断すると便秘を悪化させるおそれも…
猫は食物繊維の消化が苦手ですが、便秘や毛玉ケア対策には必須。食物繊維には不溶性繊維と水溶性(可用性)繊維の2種類があり、そのバランスが大切で、どちらかに偏ると便秘や下痢を起こす。粗繊維だけで判断すると便秘を悪化させることもあり注意が必要です。

キャットフードにおける総合栄養食とは?

メタボな愛猫ミミ

キャットフードのパッケージに「この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、総合栄養食であることが証明されています。」とかって表示を見たことがあるという方もいるのではないでしょうか。

栄養基準のガイドラインは「AAFCO(米国飼料検査官協会)」や「NRC(米国科学アカデミーの学術会議)」が提示していて、日本でもAAFCOの栄養基準を採用しています。

総合栄養食として記載可能なキャットフードは、「ペットフード公正取引協議会」がAAFCOに準拠して定めた栄養基準を、分析試験もしくは給与試験をクリアしたもののみ。

表記に関しても、下記の表示又はこれと同等と認められる表示を行うことと定められています。

この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食の基準を満たす事が証明されています。

この商品は、ペットフード公正取引協議会の定める給与試験の結果、総合栄養食の基準を満たす事が証明されています。

ゆえに、「AAFCO許可」「AAFCO認可」「AAFCO認証」など、簡易的に書かれている物は不当表示となっています。

キャットフードにおける総合栄養食とは、「猫に毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフードと水だけで、指定された成長段階における健康を維持できるような、栄養素的にバランスのとれた製品(一般社団法人ペットフード協会より)」のことを指します。

つまり、総合栄養食であるキャットフードと水だけで、必要最低基準の上記したような栄養素(量)は確保されているということになりますので、一つの目安というか最低でも総合栄養食となるキャットフードを選ぶべきだとは思います。

ただ、それは栄養素に限っての話であり、粗悪な食材が使われていようが、添加物が含まれていようが、猫の苦手な穀物が多かろうが関係無く、「品質」の基準ではないというところには注意が必要です。

また、食物繊維でも書きましたように粗繊維だけでは判断出来ないような項目もありますので、結局キャットフードの成分表と使われている食材(原材料)には、しっかりと目を向けなければいけません。

【キャットフードの選び方】潜む3つの危険性と選ぶ時7つのポイント
キャットフードを選ぶ時、パッケージ裏の成分表はちゃんと確認しているでしょうか?キャットフードには実は知らない危険がいっぱい。愛猫にとってより安全でバランス良く栄養が含まれるキャットフードを選んであげる為の7つのポイントをご紹介します。

ちなみに、その他の分類としては、以下のようなものがあります。

  • 間食:おやつやスナック又はご褒美として、限られた量を与えることを意図したフード(おやつ、スナック、トリーツなど)
  • 特別療法食:治療の内容に合わせてフード中の栄養成分の量や比率が調節され、治療を補助する目的で使用されるフード(獣医師の指導のもとで食事管理に使用)
  • 一般食:嗜好増進等の目的で与えるペットフード(副食、ふりかけなど)
  • 栄養補助食:特定の栄養の調整やカロリーの補給などを目的としたペットフード(サプリメントなど)

年齢別で猫に必要な栄養素

子猫時代を振り返っている体の愛猫モコ

子猫に必要な栄養

子猫とは生後、離乳時期3~8週間が過ぎて12ヶ月目までの猫のことを指します。

この時期は猫の成長にとって最も重要であり、成猫になった時の健康状態が左右されるとまで言われています。

[授乳~離乳期]

少し余談となりますが、授乳期(生後~約1ヶ月)には当然お母さん猫から授乳するのが最良ですが、そうもいかない場合もあるかと思います。

そういった場合は子猫用(人間用ではなく必ず猫用)のミルクを38度ほどにし、子猫用の小さな哺乳瓶に入れて与えると良いですね。

また、離乳期(約1ヶ月過ぎから1週間ぐらい)には、子猫用の離乳食または成猫の高栄養な猫缶をミルクまたはお湯で潰しペースト状にして与えましょう。

ドライフードの場合はミルクまたはぬるま湯を混ぜて柔らかくしてから与えると良いです。いずれも平らなお皿に入れてあげると食道が圧迫されずに食べやすいかと。

さて、ここからが本題ですが、そんな授乳~離乳時期が過ぎて元気な子猫へと無事に成長したら、そこからは成長期と呼ばれ、さきほども書きましたように、猫がしっかりとした体格や骨格を形成する最も重要な時期となります。

離乳後、体が急激に成長していく子猫は、成猫に比べても多くの栄養とエネルギー(成猫の約3倍)が必要とされる為、子猫に最も重要となるのはカロリーとなります。

次に、近年、猫にとって最も重要とされる動物性のたんぱく質、被毛の健康の為に脂質、不足すると目や心臓、肝臓に悪影響を及ぼす為タウリンも多く含まれる方が良いですね。

あとは免疫力をアップさせるビタミン類、腸内環境を整えるオリゴ糖、脳の発達を促すDHAなどが含まれていると尚良いです。

とにかく子猫にとっては高タンパク・高脂質・高カロリーといったキャットフードが基本となります。そして新鮮な水がいつでも飲めるようにしてあげましょう。

また、子猫用キャットフードに含まれていては良くない物は、着色料などの添加物はもちろんのこと、消化に悪くアレルギー発症率の高い穀物はなるべく含まれていない、または少ないキャットフードが良いかと思います。

これはどの年齢の猫にも言えることですが、猫にとって成長期にある子猫には特に注意が必要です。

あと、消化器官が未発達であり、一気に食べてもうまく消化吸収出来ない可能性もありますので、食事回数は1日3~5回に分けて与えると良いとされていますよ。

参考までに厳選したキャットフードの中から子猫に良さそうなキャットフードを選んでみました。

 オリジン キャット&キティアカナ ワイルドプレイリーピュリナワン 1歳までの子ねこ用
 オリジン キャット&キティ パッケージ画像アカナ ワイルドプレイリー パッケージ画像ピュリナワン 1歳までの子ねこ用 パッケージ画像
価格(税込)/kg約 3,850円約 3,544円約 870円(オープン価格)
※定期購入で最大20%OFF
対応年齢全年齢対応全年齢対応離乳期~1歳(12ヶ月)
メイン新鮮鶏肉新鮮鶏肉チキン
グレインフリー
添加物不使用不使用不使用
タンパク質42%以上37%以上40%以上
タウリン0.2%以上0.15%以上0.18%
脂質20%以上20%以上18%以上
カロリー406kcal/100g410kcal/100g440kcal/100g
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成猫に必要な栄養

成猫とは1歳~6歳までの年齢の猫を指します。

子猫(成長期)時にしっかりと栄養を取って成長した体が安定期へと入る時期です。

子猫時同様に動物性のタンパク質やタウリンが必要だったりと基本的には変わりないのですが、成猫になると子猫の時ほどのカロリーは必要なくなり、ある程度カロリーは抑えた形になります。特に肥満ぎみの猫にはカロリー、そして脂質は控えめとした方が良いですね。

ただ・・・室内飼い、外猫、よく食べる猫、食べない猫、よく動く(遊ぶ)猫、といったそれぞれ猫の体質や生活スタイルによっても変動してくるので、これが正しい!というものを判断しづらくてちょっと難しいですよね。

愛猫のことをしっかりと観察し、年齢・状態・症状など、その子には何が必要で何を控えめにすれば良いのか、その都度判断するしかありません。

様々な心配事も増えて来るかと思います。

尿路結石を筆頭に、毛玉対策から歯周病、将来猫がかかりやすい腎疾患など様々な病気への配慮が必要になってきます。キャットフードにはそれぞれに特化したものや、万能なものまで色々とありますので、愛猫に適したキャットフードを探して選んであげましょう。

もちろん含まれる食材などにも色々と注意が必要ですが、とにかく無添加であり、メイン食材が穀物ではなく肉や魚類(タンパク質重視)となっていることが大前提となるかと思います。また、新鮮な水がいつでも飲める状態にしてあげることが大切。

うちの愛猫モコミミの場合は、今のところ特に腎臓病の心配もないので、メイン食材が肉や魚であり高タンパク、尿路結石対策と毛玉対策を中心に考えつつ、ミミが肥満ぎみなのでカロリー低めな2種類のキャットフードを混ぜて与えていたりしますよ。

参考までに厳選したキャットフードの中から成猫に良さそうな物を選ぶとこんな感じです。

 カナガンアーテミス オソピュア
フィーライン サーモン
&ガルバンゾー
ピュリナワン
室内飼い猫用インドアキャット
 カナガン キャットフード パッケージ画像アーテミス オソピュア フィーライン サーモン&ガルバンゾー パッケージ画像ピュリナワン 室内飼い猫用インドアキャット パッケージ画像
価格(税込)/kg約 2,904円
※定期・まとめ買いで最大20%OFF
約 2,322円約 870円(オープン価格)
※定期購入で最大20%OFF
対応年齢全年齢対応子猫~成猫成猫(1歳以上)
メイン乾燥チキンフレッシュサーモンターキー/サーモン
グレインフリー
添加物不使用不使用不使用
タンパク質37%35%以上40%
脂質20%18%以上13%
カロリー390kcal/100g386.1kcal/100g360kcal/100g
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高齢猫(老猫)に必要な栄養

高齢猫とは主に7歳以降の猫のことを指します。

だいたい7~8歳ぐらいから老化現象が現われるとされ、10歳を越えると立派な老猫と言ってもよいかもしれませんね。そうなってくると、これまでよりも代謝量や運動量が減り、免疫力や筋力、毛艶の低下が見られるようになって来ます。

高齢猫には、

  • 良質なタンパク質による毛艶や筋力維持
  • 不足しがちなタウリンの補給
  • 燃焼しやすくエネルギーとなる適度な脂質(15~20%前後目安)
  • 老化を促進を防ぐ抗酸化成分のβカロチン・ポリフェノール
  • カロリーの低いもの
  • ビタミン類による抵抗力の維持
  • 関節維持にグルコサミンやコラーゲンなどが含まれているもの

ただ、カロリーに関しては、食が極端に細くなってしまっている場合には、少量でもエネルギーが摂れるように多く含まれるキャットフードの方が良いかもしれません。

また、タンパク質に関しては、高齢猫(老猫)は腎臓を悪くしやすい(腎機能低下)傾向にあるので、腎臓に不安のある場合は低タンパクなものが良いです。

逆に腎臓に不安が無いにも関わらず、食が細くなって、思うように食べてくれない場合には、少量でも栄養がしっかりとれるようなもの、つまり高タンパクなキャットフードの方が良いという見方もあるのです。

ここはもう非常に判断が難しいところですので、ご自身で判断出来ないような場合は、獣医師さんに相談してみるのが良いかもしれませんね。

新鮮な水を常に用意しておくのと、無添加で消化に良くない穀物は少なめか完全不使用(グレインフリー)なキャットフードが良いというのは高齢猫でも一緒です。

厳選したキャットフードの中から高齢猫(老猫)用に“敢えて”選ぶとなると・・・とても難しいのですが以下のようにしました。あくまでも参考程度にとお考えください。

※ピュリナワン 優しく腎臓の健康サポートに関しては、ピュリナワン マルチケアでも良いかと思います。

 モグニャンナウフレッシュ
シニアキャット&ウェイトマネジメント
ピュリナワン
優しく腎臓の健康サポート
 モグニャン パッケージ画像ナウフレッシュ シニアキャット&ウェイトマネジメント パッケージ画像ピュリナワン 優しく腎臓の健康サポート パッケージ画像
価格(税込)/kg約 2,904円
※定期・まとめ買いで最大20%OFF
約 3,159円約 870円(オープン価格)
※定期購入で最大20%OFF
対応年齢全年齢対応成猫期~シニア期(7歳以上・肥満体質)高齢猫(11歳以上)
メイン白身魚ターキー生肉チキン
グレインフリー
添加物不使用不使用不使用
タンパク質30%以上30%36%以上
脂質16%以上14%以上13%以上
カロリー374kcal/100g357.1kcal/100g360kcal/100g
詳細・口コミを見る詳細・口コミを見る詳細・口コミを見る

年齢別と全年齢対応のキャットフードについて

食事の時間まで寝るという体の愛猫モコ

キャットフードには、子猫、成猫、高齢猫(老猫)用といった年齢別(ライフステージ毎)のキャットフードと、全年齢対応(オールステージ)つまり子猫・成猫・高齢猫(老猫)全ての時期に与えることが出来るキャットフードがあります。

日本メーカーのキャットフードは年齢別(ライフステージ毎)に細かく調節・調整されているものが多く見受けられます。

逆に海外メーカーのキャットフードは全年齢対応(オールステージ)のものが多く、基本的に栄養価は高く設定し、年齢毎の給与量によって調節するという傾向にありますね。

一長一短ありますが、ぶっちゃけどちらでも構わないと思います。

猫の食事、キャットフードについて調べていると分かって来るのですが、健康で元気な猫であれば、多少の考え方や捉え方は違えど、猫にとって本来必要となる栄養素や成分、良くない食材に大きな違いはなく、基本的にはどの年齢でも一緒です。

猫にとって必要な栄養さえ満たされていれば、現在お使いのキャットフードが年齢別なら年齢に応じて切り替えていけば良いですし、全年齢対応であればしっかりと給与量を調節して与えてあげれば良いかと思いますよ。

安全性重視!グレインフリー中心と安くて安全なキャットフード比較
高級なプレミアムキャットフードは安全性と栄養そしてグレインフリー中心に、比較的お安いキャットフードは最低限の安全性と栄養素で厳選、もちろん全製品無添加なプレミアムキャットフードの比較表を作ってみました。キャットフード選びの参考にしてください。

猫に必要な栄養素、年齢別に必要な栄養について、考察とまとめ

ご飯待ちをしている愛猫たち

どの年齢でも、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・水といった5大栄養素が含まれるキャットフードであり、無添加で、メイン食材が穀物ではなく肉や魚であるというのは基本。

タンパク質・脂質は年齢や状態に応じて、ビタミン・ミネラルはバランス良く配合されている物が望ましく、新鮮な水をいつでも飲めるようにしてあげましょう。

それらを前提として、年齢別に必要、適当だと思われる栄養素をまとめてみます。

 必要な栄養素
子猫
  • 高タンパク・高カロリー・高脂質
  • タウリン
  • ビタミン類(ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE)
  • オリゴ糖
  • DHA
成猫
  • 高タンパク・中カロリー・猫の体質に合った脂質
  • タウリン
  • 食物繊維
  • 乳酸菌やオリゴ糖
  • DHAやEPA
高齢猫(老猫)
  • 一般的:低タンパク・低カロリー・低脂質
  • 健康だけど食が細い:高タンパク・高カロリー・適度な脂質
  • 腎臓が心配:中タンパク・低カロリー・適度な脂質
  • タウリン
  • ビタミン類(ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンE)
  • グルコサミンやコラーゲン
  • βカロチン・ポリフェノール

子猫の場合は一択ですが、成猫や高齢猫(老猫)に関しては、肥満や病気など猫の状態に応じてって感じになるのかな。

特に高齢猫(老猫)は難しいですね。高タンパクが良いとする見方、低タンパクが良いとする見方、意見も二分しており判断がしづらかったので、3パターンで記しました。

と言いつつも、猫にとって重要な栄養素がタンパク質であることは間違いないので・・・高齢猫(老猫)や腎臓に不安のある猫には一般的に低タンパクが良いと言われていますが、それでもある程度のタンパク質量は必要になって来ます。少なくともタンパク質量30%はほしいところ。

それぞれの考え方によって変わって来るのですが、どちらにせよ良質なタンパク質源が含まれるキャットフードが良く、その上である程度タンパク質量が抑えられた(低タンパクというよりも成猫時よりは低めな程度の)キャットフードが良いのではないかと思います。

猫食
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この記事を書いた人
レウ

35年間猫と暮らし、今現在2匹の猫と暮らす猫バカ。地図会社、印刷会社、システム会社を経て、物作りの楽しさを知りブログを書き始める。猫を長生きさせることを目標とし猫ブログを立ち上げ、愛猫たちの出来事、猫に関する役立つ情報など、経験した事も交えながら、飼い主目線で記事を書いてます。猫以外では映画やゲームが好きなインドア派。

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